全く思った通りに行かなかった【キューバ報告】婚約まで

全く思った通りに行かなかった【キューバ報告】婚約まで

CRYSTALLIZE
エッセイ キューバ ローズ / ROSE



音楽のプロジェクトで必要な音源が届かず、急きょキューバに行くことに。

届かなかった音源は、2曲で、一曲がさだまさしさんの「北の国から」。私にとっては去年からのキューバ滞在でのテーマの様な曲で、どうしてもそれをやりたいと思ったの。

だから、それが届かないというのは、私にとっては大問題・・・。

でも、結局。

結果から言うと、「北の国から」をアルバムに入れない事にしました。

理由は、出来上がったアレンジメントが、どうしても、私が表現したいイメージと違ったから。11月に私がキューバを離れた後すごく一生懸命やってくれたと思う。どういうアレンジになってたかというと、素朴にしてほしかったんだけど、壮大なアレンジになってしまってて。自分で「違う」と感じるものをアルバムに入れたくない。

バスに乗ってスタジオに向かう

バスに乗ってスタジオに向かう



もう一曲は、EL CUALTO DE TULAという曲。

これは、元々は、私の彼が歌うはずだったんだけど、彼レコーディングに穴空けちゃったのね。で、歌手でもある録音エンジニアのルイシートと奥さんが歌ってくれたの。奥さんも結構有名な歌手だったらしいの。

キューバに着いた翌朝、ルイシートの家に行き、音源を聞かせてもらうと、いいのよ。でも、ありふれたキューバのいい音。

ルイシートは私の声が欲しいという事で、コーラスを入れる事に。





そっか、今回のキューバは全く思った方向と違うんだな~。と。

というか、思ったようには事は進まない。

で、ここからが、思いもしなかった事。

彼氏との仲、修復


去年の10月頃からお付き合いが始まった人がいて、彼とは3年前に初めてキューバに到着した翌日に友達になったミュージシャン。2年半して今更なんですが、全くスペイン語が話せなかったのであまり会話をする事も無く、私もキューバ人の彼なんて要らないわ!(←というか、嫌)って思ってた。で、私のビザの問題があるので、付き合いだして比較的すぐに結婚の話をしたの。

とはいえ、付き合いだすと、コミュニケーションが上手くできず、彼も彼でいろいろ抱えてる人で、私も簡単単純系じゃない。私が11月の終わりに帰国する頃には、実質的には「終わってる」状態。
私の電話にも出ない、というかブロックされる。
メッセージ送っても返事ないし、私は意味わからない事だらけで混乱し、感情的になって更にメッセージ送り付けたり。

で、私のビザの問題があるので、どうするかと、プロジェクトのバンドのメンバーと話してて、アレンジャーでピアニストのルイシンが、「フェリッペが結婚しないなら俺がショーコと結婚するから、心配するな。一緒に音楽を作ろう」と。

フェリッペの事は信頼できないし、色々訳わからないし、私のギターを彼に預けてたのでそれが心配で仕方なかった。実質完全に終わっていると思っていた私。ギターの事が気になって、フェリッペに日本から電話をしたの。

その時に、「私、ルイシンと結婚するからね」というと、彼黙り込んだの。「ビザの為だからさ」と言っても、黙り込んじゃったの。

その時に、ちゃんと彼と話さないといけないと思った。

子供の頃から色んな事があって傷ついてきた人だと感じてたから、彼ときちんと話さないといけない、彼という「人」を尊重して話さないといけないと思ったの。

それからは、週に一回位彼に電話をしてたの。スペイン語あまり出来ないから大して会話にならないし、キューバへは電話代が安くないから1~2分生存確認というか。「愛してる」とか言い合う程度。←ラテンの国なので、そういう言葉は使う。

でも、私は彼を信頼しているかというとNOで、でも彼を好きかというとYES。

年が明けてすぐに彼に電話した時、思い切って聞いた。

「私と結婚したいの?私と結婚できるの?」

彼は「Si」(Yes)と言った。

その後ゲストハウスの住民と初詣に。

縁結びのお守り買ってみた。

とはいえ、電話は高いから無理だとしても、Eメールの一通も来ない。
それでも、私から彼に週に一度電話を続けた。

でも、彼は私の電話に出なかったりもしたり、もちろんEメールも来ない。

友達には「あんた大事にされてないんだよ」と言われ、私もそうは思っていたの。

「もう終わりにしましょう。以前の様に友達に・・・」


プロジェクトに必要な音源が届かず、キューバに取りに行くしかないと思ったとき、プロジェクトリーダーとしての責任もあるし、彼の事でエネルギーを無駄に浪費するのはもう止めなくてはいけないと思ったの。

キューバ行きのチケットを買ってすぐ彼にメールを送った。

「あなたにとって私は大切な人ではないと思うわ。私は色んな事に理解が出来ないし疲れたわ。もう終わりにしましょう。昔のように友達に戻りましょう」

もちろん彼からは何の返事も無い。

出発前日、荷造りの為にスーツケースを開けると、初詣で買った「縁結び」のお守りがあったの。何でこんなものをカバンに入れて東京に来たんだろう・・・。九州を出る時に、「これは大事な物だからトランクルームに置いておきたくない」って思ったんだと思う。

それを見て、私、やっぱり、ちゃんと彼に会って話さないといけないと思ったの。

今回のキューバ行き、あまりにも急で、宿の手配が上手く行かなかったの。
夜10時過ぎに飛行機が到着し、空港を出るのは零時近くなる。ハバナに入ってから宿を探すのは難しい。でも、見つからなかったものは仕方ない。で、今回はどうしても行かなくちゃいけない。どうしようもなかったら公園で朝を待ってもいいと思ってた。

飛行機が着陸し、ふと、思い出して携帯の電話帳を見ると「エレナ」の電話番号があった。エレナは2年前にキューバに行った時に泊まった宿の人でその時ひと月半ほど彼女の家に滞在したの。彼女の宿はオビスポ通りという目抜き通りにあって、かなり便利な場所なの。

「エレナ!エレナ!ショーコよ!日本人のショーコ!部屋空いてない?いくら?今夜、今夜よ!」

「ショーコ大丈夫よ、いらっしゃい!」

「じゃぁ、1週間泊まるからよろしく!!!!」

空港から彼にも電話をしたけど、通じない。
何でか、彼は以前から私の電話をブロックする。
やっぱりブロックされてる。
メッセージを送るとすぐに折り返し電話があった。
何でブロックしているのか全く意味不明。

彼とは翌日、スタジオでのワークが終わってから会う事に。
エレナと久々にいろいろ話して、彼氏がいる事も伝えた。
「ショーコ、部屋で彼と一緒に居てもいいわよ」

外国人用の民宿でキューバ人が宿に一緒に泊まったりする事を嫌がる宿主も少なくないの。

一緒に過ごして、話をしていると、どうも彼は私の事は大事というか、好きらしい。

数日後、夜に彼の仕事場(バーで歌ってる)に行くからって言っていたのに、彼は先に去ってた。
で、その後、私の電話番号がブロックされた。

本当に意味が解らない。

私は彼の女友達が働いている店に行って、「フェリッペが電話に出ないの!私の番号はブロックされてるの!お願い、電話を貸して!」

彼女の電話からかけても、フェリッペは電話に出ない。

「ショーコ、フェリッペは良い人よ。汚い言葉も言わないし、お酒を飲むくらい。何かあったのよ。悪い風に考えちゃ駄目よ。来週は愛の日(バレンタインデー)よ。明日の朝彼と話しなさい。」

宿に戻ってペンデュラムを取り出し訊ねる。
「私はフェリッペと結婚しますか?それともルイシンですか?」

何度訊ねても、フェリッペだという。

翌朝、朝一番に彼の仕事場に行った。帰国まで3日。
もう本当に時間は無い。

「ショーコ、どうしたんだ?」

「昨日、ここに夜戻ってくるって言ったでしょ!何で待っててくれなかったの!先に帰ったの!電話を見せて!私の番号をブロックしたでしょ!繋がらないの!何なの!訳がわらかないわ!私の事なんてどうでもいいんでしょ!もう散々だわ!もうあなたが電話に出なかったり、私の番号がブロックされたり、約束に現れなかったり、そうなると怖くなるの!トラウマになってきてるわ!」

一緒に暮らしている叔母さんが具合が悪くなったらしく、仕事を早く上がり彼女を病院に連れて行って夜中の3時に帰って来たという。

私の電話番号をブロックしたつもりはないという。

「仕事が終わって、夜ショーコの家(宿)に行くから落ち着いてくれ。それまで大丈夫か?」

病院・・・・?
よくよく考えたら、電話に出られない時に、拒否を押すでしょ。彼のスマホはどうも、拒否を押すとそれからどうもブロックがかかるみたいなのね。

その晩は、結婚に関する書類や手続きの事を話した。
「家どうするの?見つけられそう?」
「実は僕のいとこがハバナに家を持ってるんだよ。彼はニューヨークに住んでるんだけど、そのまま家を残しているんだ。ちょっとハバナの中心街からは離れているけど大きな家だよ。訊いてみるよ。」

「ひと月の家賃、いくらくらいなんだろ?」

「80~100ドル位だと思うな」


彼のスマホはクソ機


その翌日は、インターネットを一緒にやろうと彼に言ったのね。
WiFiスポットに行くと、彼の機嫌が悪いの。

「あなたの電話を貸して、これでWiFi拾えると思うから」

でも、拾えないというか、スペイン語だし訳わからない。

彼も訳わかってない。

突然機嫌が悪くなって、家に帰るという。

「何度もやったんだけど、このスマートフォンはよくないから出来ないんだ!何度もそう説明しただろ!出来ない物は出来ないんだ!」

怒りながら、結構すごい剣幕だった。

どうも、そのスマホは本当に糞っぽい。ダメっぽい。

怒りながら、「帰るぞ」と歩き出した。

マジ、訳わからない。

「とにかくEメールの事を何とかしないと、連絡が取れないんだよ。解ったわよ!私のタブレットを置いていくわ。それでどう?システムの言語をスペイン語に変更し、新しいGmailのアカウントを作ってそのタブレットでメール送れるんじゃないの」

無理やり私の家(宿)に連れて行き、タブレットを見せる。

「怒っても仕方ないの。議論がしたい訳でもないの。解決方法を見つけたいの」

「とにかく、夜また会おう。何時にする?」

「じゃぁ、9時に。それまでにタブレットをあなたが使えるように設定しとくわ」

ホテルのWiFiスポットで彼のアカウントを作って、タブレットを設定して、彼に使えるようにちょっとだけカスタマイズをした。というか、本当に使えるのだろうか。かなりアナログな男だと気づく。

その晩、彼にアロマのマッサージをしていると、「今日はどんな風に何を感じる?」と彼が聞いた。

数日前にオイルを使って彼の体を触って私がいろんな事を言い当てたというか。だから彼は私のそういった感覚を信じてるっぽい。

大人げなく怒った事にバツが悪い感じでご免って言ってる彼が見えた。

「今日は内緒だよ」

この人、自分に出来ない事にぶち当たると意味不明に感情的に怒るんだなと。



私よりいとこかよ!


翌日、その日はハバナ滞在の最終日。朝、その夜6時に会う約束をし、彼は自分の家に帰り、私はパッキングを済ませ、午後からプラプラ散歩しながら友人の家に行こうと歩いていた。

ばったり、彼に会う。
いとこと一緒に居る。そのいとこには前の週にチラッとあってたのね。

一瞬、わたしよりいとこかよ、と思ったけど、私も暇な訳じゃない。
「じゃぁ、6時にね」

で、6時に待ち合わせ場所に行っても彼が来ない。
15分待って電話をすると、携帯がつながらない。
家にかけると彼が出た。

「20分で行くから」

20分しても、40分しても彼が来ない。

待ち合わせ場所は私の友達たちがいっぱいいる。
私は半分泣きそうな不機嫌な顔をしてる。

結局8時半ごろ電話が鳴った。
「ショーコ!今どこだ?」

それから5分後、私は無事彼に会えた。
私は半泣き状態で彼に抱き着いた。

「ショーコ覚えてるだろ?僕のいとこだよ」

彼の故郷のオルギンという町から来ているらしい。名前はヨエル。あと数日でオルギンに帰るから色々世話をしているという。

私の最後の日に、私よりいとこかよ!

ま、いいや。なんにせよ、フェリッペは現れたし、このいとこって言う人、見ていると、なんだか田舎者というか、これは放っておけない。

そのいとこも私たちに気を遣ってか、何度か先に帰ろうとする。

でも、正直放っておけない(笑)。

彼はスペイン語があまり出来ない、喋れない、理解できない東洋の女にどう接していいかよく解らないみたい。

「何の仕事してるの?」

「アホ売ってるんだよ。」

「アホ(にんにく)かよ!日本語でアホは阿保って事なんだよ。バッカ(牛)は馬鹿だぜ!!!じゃぁ、あなたは、アホ・ヨエルじゃん!!!」

一人で勝手にウケまくる東洋人の女に、圧倒されてか、彼も笑い出す。
ヨエルは40歳。15歳と17歳の娘がいる

ヨエルは40歳。15歳と17歳の娘がいる



「ほら行くわよ!」
と言って、ヨエルの腕をつかみ、二人の腕をつかむ。

ヨエルの喋りは滑舌が良くないのか、はっきりもしてないので、よく意味が解らない。ヨエルじゃなくてもそもそもスペイン語あまり解らない。

話に一通り耳を傾けた後に、笑顔で「わかんないわ~」という私。



二人で住む家決まったっぽい


私とヨエルが打ち解けてきたころ、フェリッペが「彼がその家を持っているいとこだよ」と言った。


「あれれ?そうだったの?
ヨエル・・・私たちあなたの家に住んでもいいかしら?貸してくれるかしら?」

多分ニューヨークに住んでるのは彼の兄弟なのかもだね。

ヨエルは笑顔で頷いた。

住む家、もしかして決まったっぽい。

私は何をしにキューバに行ったんだろう?



さだまさしの「北の国から」は没にしたし、元々思っていた通りに事は進まなかった。

誤解だらけで終わりかけてた私たち。というか、フェリッペ、テクノロジーとか弱すぎっ!(←本人も自覚してくれた)

多分、私は近々彼と結婚する。
とりあえず今は、多分、彼も私も互いに大好きで、多分、愛し合ってるんだと思う。

とはいえ、どこで、どう、どちらかが心変わりするか。
わからんw

2人の関係の修復と結婚準備の為にキューバまで行った様な感じな気もする。
しっかりもののルイシートが間違った事は神様のいたずらだろう。

とっても長くなっちまいました。
もちろん、プロジェクトもがんばりますが、今回のキューバの報告は、こんな感じになってしまいました。


2月17日、
千葉のACUAさんとの打ち合わせから帰ってくると、ゲストハウスのリビングにローズのアレンジメントが。

福井の香英館、ローズの発送をしてもらっているの小林さんからのお届け物。

 

 



うわっ!

正直ビビる。

でも、解る。

ローズで妊娠結婚出産の道をたどったと深く信じる小林さん。

やったね!Seinaさん!
やっぱローズだね!!!
おめでとう!!!

いや、正直、まだまだ2人の関係は不安定ではありますが、今彼と結婚への準備をしています。

とりあえず、今はラブラブ

とりあえず、今はラブラブ



小倉北区の菅原神社のお守りすごいっ!




☆アロマシールド製品はこちらから☆


月1回の気まぐれなメルマガ
☆登録してね☆





アーカイブ

サイト内を検索