色んな人に会ってきたり、自分の過去を振り返ってみて思う事は、幸せになれない人の条件の一つは

「誰かや何かのせいにする人」。

私もそうだった。
だから幸せじゃなかったと思うし、生きてることが嫌だった。

「誰かのせいにする人」は、多くの場合、「~された」という被害者意識を持ってる気がする。親への事になると大人になっても幼少時の事を「~してもらえなかった」とか。

そういう人たちに、「自分」という意識は弱く、自分に対する責任意識は少ない気がする。

キューバに居て思うのは、国や政府のせいにする人達。情報が無いからという人達。確かにこの国の暮らしは厳しい。でも、情報が無いからといっても、読書をしている訳じゃない。本は図書館に行けばあるらしい。そもそもインターネットの情報は選別していく能力が無いとそれはより危ない。この国がどうして今の様な状況で経済的に苦しいのか、世界がどんな仕組みなのか、ある程度理解している人は、この国を愛して静かに暮らしている。でも、そういう人は少ないのかもしれないとも思う。多くの人が政府に対して不満を持っている。

私も不満だらけの人生だった。
特に日本という国に対して。

でも、実際海外で暮らして、色んな事が解っていくうちに、変わっていった。特に私は歴史をいくつかの方面から知っていくうちに、変わっていった。

家族に対する不満も、感情解放の中で色んな方面からそれぞれの人生を調べ、事情を知るにつれて、それらが、それぞれの人生の中で仕方のない事だったのだと理解できるようにもなった。

結局自分の無知に気づかず、狭い視野で、自分都合でしか理解してないかった事が大きな要因だと思う。とっても、とっても狭い視野。他人の事情なんて理解できなかった。

それが解るようになって、きっと少し成長というか「大人」になれたのか。誰かのせいにする事も減り、自分が生きている事が楽しくなった。

何で誰かのせいにするか。
視野が狭かったり、幼稚だったり、自分が無力であるという事を無意識に認めている。弱かったと思う。

自分の人生に起こる酸いも甘いも、誰かのせいではないと思えるようになるって事は、大人になる事でもあり、しなやかな強さを身に付けられてきてるのかもしれない。

感情解放プログラムは、そこに至る最初のステップというか、とりあえずその扉に行くまでの過去やその人の心の整理や準備だとも思う。約3ヵ月そういう事に格闘する。オイルを上手く使う。2割くらいの人はやっぱり誰かのせいにする自分でいたいと思う。言い換えればそれは私の力不足でもあると思う。扉にたどり着いても、そこから自分の力でまだ歩けず逆戻りする人もいると思う。それでも少しずつ自分を感じ、自分の人生を感じ、自分に責任を持つ事の気持ちよさを身に付けていく人もいる。

誰かのせいにしていた自分に気づいて、生き方を変えられたとき、幸せになれない条件をひとつ手放せる事が出来るように思う。