戦争は無くならない。それは人間の性。らしい。

戦争は無くならない。それは人間の性。らしい。

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エッセイ


7月に北九大の講義をした頃から、思考停止を起こしてた。

私は、平和も、反戦も言わない。
戦争や争いが無くなる事はとても、とても難しい事だと思ったから。
私の周りで争いがないか?と言えば、嘘で、私の家庭はいつも戦争状態だった。

誰が正しいか、誰が悪いか。
それを主張する為に傷つけ合うような家だった。
それすら解決できない私が、平和や反戦を主張する事は出来ない、と、
この2年間で気が付いた。

ある人が、「戦争は無くならない。それは人間の性」と言ったの。
どういう意味だろうと、何カ月も考えた。

私が見出した答えは、
人は、正と悪を持っているからかもと。
その、正と悪は、その人側から見た、正と悪で、よくよく考えると、それが、正なのか悪なのか、解らない。

人間は、そういった事やモラルをどう持つか・・・その一つの秤が宗教なのかもしれない。とか。

例えば、モーゼの十戒。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、多分色んな宗教で一応旧約聖書は関係しているのでとりあえず。モーゼの十戒。

1. 主が唯一の神であること
2. 偶像を作ってはならないこと(偶像崇拝の禁止)
3. 神の名を徒らに取り上げてはならないこと
4. 安息日を守ること
5. 父母を敬うこと
6. 殺人をしてはいけないこと(汝、殺す無かれ)
7. 姦淫をしてはいけないこと
8. 盗んではいけないこと
9. 偽証してはいけないこと(嘘を言ってはならない)
10. 隣人の家をむさぼってはいけないこと

色んな宗教があると思うけど、もしこれが善と悪の基準であったら、これを犯してしまった人は、人から裁かれるのか?

新約聖書には、「人を裁くな、自分が裁かれない為である」ともあった。
姦淫をしたマグダラのマリアには人々が石を投げたけど、イエスが「だれでも情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです。」と言ったらみんな石を投げるのをやめた、という話があった。

自分が正しい、誰かが正しい、と思う事が「人間の性」なのかな。とも思った。
そして、その延長に人への裁きがあったりするのかな。と。

でも、その基準は、何が基準なのかは解らない。
多分、国に宗教がしっかりある国では、その宗教なのかなと。

夏ごろ、グッド・ワイフというアメリカのドラマを見ていた。
弁護士のドラマで、法廷では神に宣誓をする。アメリカは多民族国家だからこそ、法律というのがとても重要だと思っていたけど、基準はやはりキリスト教なんだろうと思った。

大学の講義で、私が学生に一番伝えたかった事は、正義を主張する時、相手もしくは誰かを自動的に悪にする、という事でした。だから、外国語を学び、外国に行き、色々な人に出会って、色々な話を聞いてほしいと。

太平洋戦争の事を調べて追っかけたこの2年。私の心は少しずつ傷つきました。ある人達は、自分たちにあった事、どんな目にあったのか、被害者的なものを感じました。被害者は加害者が居て成り立ちます。日本にも連合軍側にも悪い部分はあったと思いますが、日本人も連合国の人も、善か悪、という判断があるように感じました。日本でも自虐の歴史を見直そうという人達が増えていますが、そこにも正当化させる事により誰かを悪とする式を無意識に作り出している人が多いようにも感じました。人間の根底に、善でありたい、正義でありたいというものがあって、そこをしっかり主張する事で成り立つものがあるというか。

憲法改正の事も、私を思考停止に追いやりました。
武器を持ったら、人を殺すのでしょうか?私は包丁を持っていますが人を刺しません。自衛隊のルールは複雑らしく、国防軍になる事で助かる命もあれば、失う命もあると思います。アメリカが戦争をすると言った時、国際協力という事でその軍は戦地に行くともいいます。でも、あの戦争で負けてアメリカの傘下に居るのかもしれないとか、アメリカ人が反戦という時、アメリカが戦争をしなくなったら経済はどうなるんだろう?第三諸国のようになるんじゃないかな。その覚悟はあるのかな、とか。色んな事を考えます。破綻後のデトロイトの写真を見ると、あの街も軍需で栄えていたのかな、とか。少なくともJEEPは戦争であの街の経済を支えた車かもしれません。

私の少ない知識のいろんな角度から物事を考えると、答えは出ないけど、色んな正義や正論が飛び交う事に、嫌悪を感じていました。で、自分の考えや立ち位置を模索していた。

そんな、こんな、なうちに、休戦状態だった家族の戦争がまた始まったのでした。私的にはあっちがおかしいと思うけど、あっちにはあっちの言い分があり、その言い分がどんだけおかしくても、言ったら言っただけ、理不尽に刺されるので、1人刺されまくった私は、悪者になる事によって戦いから身を引いた。

負けて、悪者にされる事に甘んじているという言い方もあるかもしれないけど、私を、悪にする事で、自分たちを守る事も出来るのだと思う。理不尽に悪者にされ、負けを受け入れる事で戦争が終わる事もあるのかもしれない。それはとても悔しい事だと思うけど、その悔しさを飲み込める強さを持ちたいと思う。

私は、以前は、正義感があり、正論をぶつけて、よく戦う人だった。もし、私が変わったとしたら、アロマの仕事を通して人たちの色々な人の人生やドラマを深く見せて頂いたお陰だと思う。そこには善も悪も無く、色んな人の色々な事情がありました。それと、戦争の事を私なりに多方面から調べて色々な人に触れたからだと思う。でも、そんな私も、姉を前にすると、殴りたくなる。で、敵は素手で来ないので、武器を身近に見つけたらヤバい。昔は、一升瓶で殴られた。マジ、びびった。

戦争が無くならない理由のひとつが、「人間の性」だとしたら、その「人間の性」の一つが善と悪や、正義と悪、といったものを人が持っているからかもしれない。私が戦う時もそうだった。またそれを利用する事もよくあったんじゃないかな。とか。ちなみに、「人間の性」と言っていたのは、第二次世界大戦の作品を深く取り扱ったトムハンクスさんでした。(*´゚∀゚`)ノ

刺された心の傷は、10月からのニューヨークで1人静かに癒そうと思う。その前に、札幌、東京、名古屋、京都、がんばります。お会いできます方々、私も楽しみにしています。(*´゚∀゚`)ノ

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