んんんんっごおおおおおおお~~~<`~´>←こんな顔文字でいいのかしらっ。

昨日も朝まで、スペイン語の復讐。←覚え悪いし、レッスン中くっそ~~~、って思うし、復讐ですね。

今日、こんな動画を見たのね。ちょっと前の動画なんだけど、「茂木健一郎氏 知性とは何か」という、動画。

なんで、こんなもの見たかというと、私の好きな水野敬也氏が映画の脚本を書いたらしく、その映画のトレイラー動画を探してたの。その時に、横に出てきたのが、この動画。うっかりクリック(*´゚∀゚`)ノ

1時間以上もある動画なんだけど、面白くて全部見てしまった。

スピーカー:
茂木健一郎 脳科学者

聴き手:
國領二郎 慶應義塾大学 教授

2012年2月12日 於:青森

【みどころ】
・才能とは「非典型的な知性」であり、これこそがグローバル社会で求められている
・知性のあり方、学力観を問い直さないと、日本はあぶない
・自然科学者が英語、文系学者が日本語で研究することが相互交流を分断している
・TOEICという検定試験のようなもので英語力を図るのはおかしい
・英語を学ぶ真の意味は、世界の知のバトルや現場の息吹を知るため
・圧倒的な知性の持ち主は、ペーパーテストなしでも話して、書いたものを見ればわかる
・遺伝の相関係数は平均50-60%、あとは環境によって決まる
・スティーブ・ジョブズのように「欠落」が非典型的な知性をはぐくむこともある
・美人は収束進化、皆の顔を平均的にしたものが美人。一方天才は収束的でなく、脳の特­定部位の部分最適による
・大事なのはソーシャル・センシティビティ、グループで互いに能力を補い合うことで素­晴らしいものを生み出せる
・面倒くさいことを粘り強くすると、脳の回路が活動しジェネラル・インテリジェンスは­上がる
・非典型的な知性の育み方はケース・バイ・ケースで脳科学的にも不明
・パッション(受難が語源)、苦しんだ人、欠落した人が持つもの
・天才は、意識が押さえている無意識をうまく「脱抑制」できる人
・何が起こるかわからない状況にも適応できる知性を、いかにはぐくむか

ちなみに、この、茂木さん、脳科学者ということは何かで知ってたけど、ほとんど知らなかった。この人、頭いいし、キレる、けど、落ち着きないねっ。頭んなか、彼のペースでグルッグルッ回ってる。

彼の言うこと、偏っていると言えば偏ってる部分もあるけど、面白いのよ。

この動画、日本から、特出した人材が出ない事に関しての、危機感と対策と現状をディスカッションしている感じ。
今の日本が、グローバル化に遅れそうになる、つか、遅れてしまったことの指摘や、どうして天才が日本で育たないのか、とか。特出した人材を育てることができない事とか。

この中でよく出てくる、例が、スティーブジョブズなんだけど、ジョブズの本を途中まで読んで思ったのが、彼は、変人だし、パッションがすごいのね。自分勝手に、自分中心に。

最近、自分で、びっくりしているのが、スペイン語始めたでしょ。飢餓感というか、危機感というか、このまま、ここにいたら、私やばいかもっ!というのが、きっかけと、原動力になったのね。

この動画の中で、「パッション(受難が語源)、苦しんだ人、欠落した人が持つもの」という部分があるでしょ。確かに、今までの自分を振り返って、情熱を持って何かに打ち込む時って、何か心の中に苦しみがある。その抑圧や心のストレス、納得いかない事、などが溜まりにたまって、私のエネルギーになるのね。外国に行くこともそうだとおもう。

こうやって、ブログを書き続けられるのも、私の中の抑圧や納得いかない事を、自分なりに考えたり、つきつめたり。それが、このブログに書かれていることの6~7割だと思う。そして、既存の価値観や常識の中で自分を殺してきた人たちに、違う価値観と、生き方に気付いてほしい。と。思ってる。

穏やかで、満ち足りていたら、私は庭に花でも植えて、クッキーを焼いて、毎日ゴロゴロしているでしょう。

満たされない事、ある種の欠乏が、人にパッションを持たせるのかもしれない。

飢餓感が激しくあると、人は、危機感を持って食べ物をどうやって得るか、という事にすんごいエネルギーを使うと思う。爆弾が降ってきたら、今まで信じられない位のエネルギーで逃げるかもしれない。否定をされまくって、自尊心が壊れそうになれば、不必要なほどに自分を肯定したり、人に共感を求めたり、解ってもらおうとする。

でも、あきらめてしまう人もいる。

私はよく、「バイタリティがある」と、人から言われる。
Vitalityとは、活力、生きる力かな。語源は、ラテン語のvivir(生きる)らしい。

自分がいろんなことを我慢して、自分を生きられないというのは、私には死んでいるようなことだと思う。

私は実は、危機感や危険があるとき、自分の「生」を鮮明に、色濃く感じるの。そういう時、自分が生きていることを実感し、生きている事に感謝をしてしまう。病気とかもそうだし、私の場合は治安の悪かった時代のNYでは毎日「生き」てた。

平和で何不自由なく満たされた生活を人は望むけど、「生きる」という事を考えるとき、それが幸せなことなのか解らない。危機感や飢餓感、危険、欠乏感などが、「生きる力」を刺激しているのかもしれない。

ヤングリヴィングのLive With Passionは、受難・苦しみと共に生きる、ってことですねっ。私はあまりピンとこなかった、高価でくっさいブレンドオイルですが、パッションの意味をしっかり理解して使ったら違ったのかな~。わからんんですね。

動画、私的にはかなり面白くて、会場で質問している人たちの内容も私好みっ。で、最後の、1:15頃、文化庁長官、という、おじさまの言っている言葉、いい感じに、このセッションを締めくくってるというか。

Different、人と違うという事を尊重できる社会を作っていく事。
リスクはあるけど、100人に一人かもしれないけど、日本の未来のために必要なんじゃないかと。そんな感じ?

人種のるつぼっ、といわれる、ニューヨークで生まれ育った、ユダヤ系の長年の親友にいつも、「君はDifferentだ」と言われている私という、凡人?つか、庶民、というか、勝手自由な、平民は、天才でもないし、日本の国の未来に貢献できる訳じゃないけど、Differentという事を人々が尊重してくれる社会、を、心から望んでいます。 

知識は平面で、経験や体験は立体です。多くの人が、ネットやテレビだけの知識ではなく、この国を出て、違う文化や人種の中に入り、自分の今までの価値観や常識が壊れるほどのショックを受けてほしいと、心から願います。そういう大人たちが、増える事が、価値観が大きく変わってきている現代で、またネットなどを通して多種多様な価値観を吸収した若者を生かせる社会を作ると思うの。

だから、大人たちが、どんどん、変わらなくちゃいけないと思う。
価値観が崩壊して、一度ボロボロになって、新しい価値観を構築していく。

グローバル化がなんだか、よくわからないけど、今までの価値観や常識を壊していったん平地にする事が大事な気がするの。
そう願いながら、私は、また、遠い国に行きます。

ここが、苦しいからね。

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↑これ書いた後、その後、この動画も見たのね。
テレビ番組で、東大生に、講義するの。


全力教室 茂木健一郎 投稿者 fanfunful

10分目くらいから、どんどん、彼、熱くなるんだわ。
で、21分目くらいに、その意味がわかった。

東大に入った彼は、本当に、本当に、個性を伸ばす事が出来ない日本の教育制度で、その後、外国に出て、ショックを受けただろうし、悔しいというか。熱くなっていく彼は、そういう世界で固まっていく東大生への、彼のやり方での思いやりと愛があふれてるというか。蝶の研究の事とか、泣きそうになったよ。なんか、うっかり、感動したっ。

これも、彼だから持てる、苦悩や受難から生まれたパッションなのかもしれない。

この動画の途中で、幾人かの東大生は、何かが壊れるの。すごく頑張って、東大を目指して、勉強してきた人たちだから、すごく頑張ったから、自分を守ろうとする。でも、壊れた後、エネルギーが変わるんだ。そこから変化が起こるんだと思う。

中年以上の大人たちも、どんどん、いろんな世界に飛び込んで、固い頭をかち割って、壊れていってほしい。そして、変わってほしい。新しい時代に乗り遅れないように。というより、新しい時代のフィールドを若い人たちに準備するために。