キューバ便り⑩もうすぐ日本へ行く、アナちゃん。

キューバ便り⑩もうすぐ日本へ行く、アナちゃん。

CRYSTALLIZE
エッセイ キューバ




写真なしです。
=========

キューバに来て数日後、日本人の友人のパーティで知り合ったアナちゃん。彼氏が日本人らしく近々日本にしばらく行くらしい。

「何か質問があったら聞いてね」

安い服はどこで買えるか?
仕事の事。

聞かれてみて、答えに困る。
とりあえず、ユニクロを勧めたが、彼女の物価感覚にとっては安いとは言えないのかもとか。

仕事の事も、日本人として日本に住んでいる自分からの角度では外国人の市場でのニーズは解らない。ましてやビザの事なども解らない。

だから、外国人の友達を作って彼女たちがから聞くのがいいと伝えた。←役に立たないオイラ。

忠告と言えば、おこがましくて、うざったらしいが、
日本では彼氏との時にも日本語をしゃべるように努力して、日本語を覚えてほしい。
もし、道でこけたら、キューバではみんなが助けてくれるかもしれないけど、日本で誰かが手を貸してくれて助けてくれたら、それはとってもラッキーなんだと思う。そういう時にどうしたらいいのか解らないだけで日本人が悪い人とか親切じゃないとかではない事は解っててほしい。

私は、あまりいい事をいってあげられなかった。

日本はとても独特な文化や表現や態度を持っていると思う。それらが、当たり前の事として社会に溶けて行ったものが、「常識」の一部なのかもしれない。

今のカサ(家)に新しい旅行者が来た。
彼女が入って来た時に、私はちょうど日本語で電話をしていたら。

嬉しそうな顔をして
「日本人ですか!」と、言ってきた。

ドイツから来たブロンドのかわいい女性。彼女は依然9か月日本に住んだらしい。英語も堪能なので、私達は色んな事を話した。

日本に行くことが昔からの夢だったと。
どうして、日本なのか。
アジアの中でも特に際立った国だと。

私達は、ドイツと日本のプロダクトの信頼性や、第二次大戦後のそれぞれの国の事、仕事のやり方、文化の事、言葉の事、教育制度の事、色んな事を何時間も話した。

彼女に、アナの事を話した。
私は日本に行く彼女にいい事をいってあげられなかったと。
日本語が話せると、日本の人たちはすっと扉を開けてくれる。と。
日本人はココナッツのようで、外は固くて入りにくいが、一旦殻の中に入る事が出来たらとてもソフトだと。

日本人として日本にいる私と、外国人として日本にいる(いた)事は、観点や接点、接し方、見方、見える世界が、全然違うんだと思う。

それは、私が他国に入って、自分のフィルターで見たり感じたりするのと、その国の人の立場やフィルターは全く違う。という事かな。


数日前にアナに道でバッタリ会い、彼女の家にお邪魔した。
お母さんと二人暮らしらしい。
彼女は23歳。お母さんは51歳だったかな。

もうすぐ、遠くの国に行く娘をどこか寂しげな優しい目で見ている。
いい事をあまり言ってあげられなかったけど、日本でいい体験ができる事を祈ってる。

いい体験というのは、楽しいという意味ではなく、その後の人生の価値観を広げるようなそんな体験。

☆アロマシールド製品はこちらから☆


月1回の気まぐれなメルマガ
☆登録してね☆





アーカイブ

サイト内を検索