メルマガでお伝えしたように、私は今ちょっと面倒な状況に置かれています。

今クリスタライズは、不便なキューバに居る私が、アメリカの製品を日本に届けるというかなり特殊な形態で営業をしています。

その為、お客様にご不便をかけてしまう事もありますが、お客様のご理解のお陰で続けられています。出来るだけお客様には誠意をもって、遠い国キューバでの暮らしや状況をお伝えしたいと思いながらも、今回私が関わった出来事はあまりにも奇異で、私の人生の経験からは想像をする事すら出来ない事実が色々とありました。まさに、ミステリー小説の中を生きているような日々でした。かいつまんでお伝えしても誤解が生じるもしくは一つのミステリー映画を見る様に興味をそそり楽しませるかもしれない。関わった一人一人にそれぞれの人生と物語があり、特に私の別れた彼は今までどれ程の苦しみと葛藤を持ちながら生きてきたのか・・・。それが娯楽の様に伝わってしまう事は避けたいと思いました。また、私自身がその出来事や人生の物語、絡まった因縁を理解できず翻弄されていました。

何かがおかしいと、感じながら、何度も離れたのですが、よりを戻していました。

私の手は、その人の感情や思考パターン、時として過去の出来事やその人の本質を読む事が出来ます。

彼の身体は、激しい怒りと、激しい悲しみが交互に現れ、激しい葛藤があり。私は激しい混乱と苦しみを感じました。あれほどの身体を感じ取った事はありませんでした。

「これ、このままだと壊れちゃうよ」

今思えば、もうすでに壊れていたのかもしれませんし、彼はアル中なのですが、飲まないと生きてはいけなかったとも思います。

私の友人たちは、彼を「悪い人」だと言う人もいましたし、いい加減別れた方がいいという人たちもいました。

でも私は、自分の手のひらを信じたかったのだと思います。
信じたかったというより、信じたのだと思います。

結論としては、
彼の人生や暮らしを知ると、あれ程の激しい苦しみを持っている事は当たり前で、何かの因縁が複雑に固く絡み合っているような、それはもう他人には、本人すらどうしようも出来ない人生だと感じました。

この事に関わりながら、いくつもの不思議な経験をしました。
私が掴んでいく証拠、私が動くタイミング、私を助けてくれる人、必要な人、見えない誰かが操作しているんじゃないかと感じるように適切な時に、適切な人と情報や動きがありました。

あまりにも不思議でならないので、私は自分の周りのエネルギーを読み取り、多分お祖母さんじゃないかと思いました。そのエネルギーを感じ取ろうとすると、優しく穏やかなエネルギーを遮断するように、すっと黒いエネルギーが出てきました。

キューバにはサンテリアというアフリカ起源の宗教が根強くあり、隣の国ハイチではブードゥ教という形で残っています。

もしかして、「呪い?」
チャネリングで調べていくと、誰が呪いをかけたんだろうと調べると、その本人の魂には恨みが残ってない感じでした。続けて調べていくと、サンテリアには「呪い」があるような。それはある種のシステムで、恨みを持った人がサンテリアに行って司祭みたいな人に呪いを依頼する。委託する。そしたら儀式とかしてくれるんじゃないかな。恨みを持っていた当の本人はそれで多分、気が済むというか。でも、そこでかけられた「呪い」は契約であって、生きている。私のチャネリングでは「3代」と言われたの。日本でも「3代祟る」という言葉を父からよく聞きました。

私の父は、魂の世界の仕事を生業として私たちを育ててきました。
今でいうと、スピリチュアルな世界です。
スピリチュアルな世界にも様々な周波数と層があり、父は前世や先祖の因縁を断ち切る事を主にしていました。でも、私は「何やってるんだろう」「そんなの意味あるの?」「変な世界」ってちょっと思っていました。今回私がこのような経験をして初めて、父のやって来た事の本当の意味を知りました。そしてその危険性も私は父の背中を見て知っていました。その仕組みも、供養の仕方や仕組みも、「何やってるんだろう」って思いながらも私は見ていました。供養の仕方に関しては、私は海外の暮らしが多かった為、父が直接サポートできない場合もあるので、いくつか父から教わっていました。

「この世界を甘く見るな!命持って行かれるぞ!」

私が危険な目にあう度に、父は私にそう言いました。

ちなみに、そういった恨みの因縁は、日本とはシステムが違うと感じました。
日本の場合は、多くの場合ある個人の恨みが怨念の様に残ると言うか。サンテリアの場合は依頼して託すので、個人の恨みよりシステムとして「呪い」が残るように感じました。

「サンテリア・・・」
はっと思い、グアナバコアという町に住むダニーのパパにサンテリアの呪いの事を聞きに行きました。2年半前にパパたちと街のミュージアムに行った時に、サンテリアの事が沢山あった事を思い出したの。パパが生まれ育ったグアナバコアという町は、この辺りではサンテリアの歴史とゆかりが深い場所。パパは無宗教だけどサンテリアを知ってると思ったの。

サンテリアはかなりビジネス化していて、高い料金を取る人達も多いから気を付けるように言われ、友達に連絡をしてから連れて行くから連絡を待っておくように言われました。

その間も、私の周りには重たい黒いエネルギーが。
私はお祖母さんの代の呪いの解除が自分にできないか考えたりチャネリングしたりしました。「仏教式の応用で」と。お経は?と聞くと「般若心経」と。もっと難しいお経を言われると思っていたので安心したけど「何で般若心経?」。あ!と思い、タブレットを見ると「般若心経」の解説本がKindleにあったの。「因縁を断ち切る」と書いてあった。

翌日準備する物やお供え物をチャネリングで聞きました。

蝋燭

砂糖
お米

お酒(ラム)
お茶(コーヒー)
果物3品

「なんで卵?」
もしかしたら、儀式で使われた鶏の供養???
サンテリアの儀式ではよく鶏をいけにえに使うの。生きたまま首を切る。頭と体が離れてても暫く鶏は苦しみながら生きているの。去年カマウェイに行った時たまたまサンテリアの儀式に出会ったの。

もし儀式で使われた鶏が苦しみから解放されて成仏したらその呪いの儀式無効になるかもと。そうだとしたら、仏教的には理にかなう。

でも、その真意はちょっと解らない。
というのも、後から知ったんだけど、サンテリアでは浄化に卵を使うの。

私は心経を21かん位上げて、私なりの呪い解除の儀式を終えて、その後海にお供え物を流しに行った。その海岸にはいくつもの鶏の死骸があったの。ヤギの頭らしい骨も。

この国は、サンテリアの国なんだとつくづく感じた。

それから2日後、パパに連れられてサンテリアの人の家に行ったの。
パパには私の関わっている奇異な問題に関しては何も言うなと言われてた。

私は自分の名前だけを伝えたの。
ガイドはそれをメモし、よく解らない言葉(アフリカの言葉)で呪文の様な物を唱えながら机の上で貝殻をグルグルシャッフルして私の手に持たせた。

「ぱっと、おとしなさい」

机の上に落とすと、落とした貝殻を見ながらメモを取って行った。
それを数回繰り返したの。

「女の人の念が君に来てる」

ガイドに、別れた彼の事と、彼に関わっているある女性の事を伝えたの。写真を見せると、

「この女は魔女だ。彼女は彼を利用している。かなり悪い。気を付けろ。危ないからこの件からすぐに手を引け」

そして私は呪いをかけられてると。
マジですか?
魔女ですか?
黒い魔女ですか?
なんですかそれ?
黒魔術っすか?

浄化とプロテクションをした方がいいと言われ、儀式に必要なものを紙に書いてくれた。

浄化とプロテクション必要ですか?

古着1枚
ロウソク2本
葉巻 1本
ココナッツ 1個
赤と白の糸
穀物5種
果物 3つ
ラム酒 1本
香水

川の水
海の水
アルコール
ジェルバなどの指定された植物数種
白い鳩

外国人には準備がかなり難しい。
パパが準備してくれると。

その日パパにいくら払ったらいい?と聞くと、100円位。というから200円払った。後日の浄化とプロテクションの儀式には1500円程払ったの。後から分かったんだけど、サンテリアはかなりビジネス化していて、そんな値段で見てくれる人なんて殆ど居ないらしい。儀式だとキューバ人に対しても4000円~7000円とか取るらしい。