じじぃはうざい。
来るなと言っても来る。で、なんやら私の家のDIYをやっている。
暇とか、寂しいのでしょうか。
私は正直に、迷惑だから来るな、うざいから来るな、勘弁してくれ、と言っています。
それでも、まぁ、いろいろやってはくれるので、助かってはいますが、うざいです。
で、条件を出しました。
- 3カ月以内にタバコをやめろ。
- 酒をやめろ。
- 日記を書け。
自分を大切に出来ない人、自分を大切だと思ってない人、暇を持て余している人、自分の人生の時間を大切に出来ない人は、かなり迷惑だから近寄るなと。
じじぃは脳梗塞で前に倒れたらしく、病院で薬をもらっています。タバコとお酒はかなり駄目です。多分、自分の命や体を大切に思っていないのだと思います。
そういう人は、親切にしてくれても、何かを期待していたり、誰かに親切にすることで、やってあげる事で、自分の価値を感じたりしたいとか、そういう人もよくいます。
そういう対象にされると、かなり、まじで、迷惑です。
タバコと酒をやめて自分を大切にすることを感じられたりできたら、自分の子供たちに会いに行けと言っています。
5人もいるそうです。多分じじぃの年から考えると40代とかでしょう。
もう、その子たちは自分の人生を歩んでいるので自分には関係ないとかぬかすので、
「子供が産んでくれと頼んだんかい!あんたらが、好きで、勝手にセックスして産んでおいて、知らんのですか?その子たちの中にはあんたの血と遺伝子があって、自分のアイデンティティに苦しむんじゃ!自分たちがやったセックスの責任とれや!そんな無責任な人間に来られるのはかなり迷惑だ。近寄るなくそじじぃ」
と怒鳴り上げています。
「あんたが、字を書くのが苦手なのは解ってる。だったらなお更、日記を書け。日々あった事、子供たちの事、生まれた時の事、そういうのを書けや。会いに行っても拒絶されるやろな。拒絶されろ!親が拒絶することほどつらい事はないんだよ!あんたが死んでも、その子たちは生きてるんだよ!お前が拒絶されろ!何度も拒絶されろ、それでも会いに行け!あんたが死んだときに、その日記が出てくる。自分たちは、父親、肉親に想われていたと、残しとけ。」
というような事をじじぃに言いました。
この前、「おい、日記書きよるんか?」
と訊くと、書いているそうだ。ほんとか知らんが。
そろそろノンアルコールに変えようとか言っていたので、「おー、そうか。酒、止めなんかったら、ウチの薪つくりはもう出来ないからな」←私なに様でしょうね?。
先日、ダニーのパパの事を考えてた。
アル中の、貧乏なじいさん。私にはどうしてあげる事も出来ない。助けようと思ってお金を渡しても、何かに消えてたり・・・。ビール買ってたり。パパは私の事が大好きだった。でも、私はどうしていいか解らず、何度かパパたちから離れた。キューバを離れて、時々パパの親友からメッセージが来た。でも、何て答えたらいいのか解らなかった。で、そのうち、パパは死んだ。
先日ダニエラと話した。
パパは、ずっと「ショーコ」と言っていたそうだ。
私が親切とか、ナイスとか、そういうんじゃなくても、パパは私が好きだった。ずっと私の事を想ってくれていた。多分、死んだ後も想っている、って感じる。とても強く。
パパ、ごめんね、って思う。だけど、ナイスじゃない私もあったから、なおさらパパの愛を解れた気がする。
アル中の、ど貧乏なじいさん。私はその人からとてもとても大切なモノをもらった。だから、私は寂しくなく、強く生きていられる。
「あんたさ、よかったね。私のお陰で、拒絶されるのに慣れてきてるじゃん。子供たちは必ずあんたを拒絶するからね。何度も拒絶されろ。それでも行け。ははっ(笑)」
相変わらず、じじぃは私にうざがられ、怒鳴られ、それでもなんだか嬉しそうに、私の家の事をやっている。
だから、やらせてあげている。