エッセンシャルオイルの保管|室温25度以上なら冷蔵庫へ

エッセンシャルオイルの保管方法と使用できる期限。

オイルを使い始めてもうすぐ10年。この事は、意見が分かれるんです。

一般的に日本で言われているのは、

「柑橘系半年、その他はだいたい一年で使い切りましょう」

でも、ある人は、保存の状態でもっと長く使えるし、熟成させた方が香りが良くなるオイルもあると言う。

実は私もこの10年、色々と、色々と、本当はどうなんだろう?

アロマシールドはセーフティガイドで、


一般に、エッセンシャル・オイルは、自然の中の酸化防止剤です。非常にゆっくりと酸化することを意味します。しかし、直射日光、空気中の酸素、21°C以上の温度にさらされた場合、酸化の可能性は劇的に上昇します。エッセンシャルオイルは、暗室、密閉式、琥珀色のガラス容器、可能であれば低温(50‐60°F / 10‐16℃)で保管するのが最善です。

さらに、すべてのエッセンシャルオイルの瓶は、ボトルにドロッパーを備えていなければなりません。これは、オイルの滴下を行いやすくするだけではなく、子供が大量の油を偶発的に摂取するのを防止します。ベチバー、サンダルウッド、パチューリなどの年度の高いエッセンシャルオイルの場合は、使用の際にドロッパーを取り外した方がいい場合もあります。

容器内の空気量は最小限に抑え、容器内の空気への露出を減らすために、必要に応じてより小さなコンテナを使用する必要があります。

上記の条件で保存すると、ほとんどのエッセンシャルオイルは数年間もちます。しかし、これらの手順を守っても、エッセンシャルオイルが完全に純粋ではなく、何らかの方法で混ぜ物をされていると、オイルは通常1年以内に変化し、鋭い臭いのある香りに変化します。この様なオイルは有毒であり、使用するべきではありません。


と言っています。

海外からの発信では(英語)正しく保管をすれば長く良い状態を保てるというのもあり、ヤングリヴィングを愛用していた頃に読んだヤングリヴィング関係の方が出版している英語の著書にもそういった事が書かれていた記憶があります。アロマシールドの見解もこちらです。

でも、日本では「柑橘半年、その他は1年」というのが通説。私も本当の事は解りませんでした。

最近、キューバからメキシコに移り、家に常時インターネットもあり、またアロマシールドのサイト作りをアメリカ側と行っているので海外の情報を調べる機会も少なくありません。

ロバート・ティスランドというエッセンシャルオイルの専門家のサイトには、

「もし暖かい所に住んで居るんだった冷蔵庫に入れなさい」

とありました。

 

柑橘系に含まれるリモネン成分は。摂氏25度で保管されている場合、12か月の間に毎日キャップを3分開けると、 30.7‐67.1%のリモネンが減少し、摂氏5度で保存され月に一度キャップを3分空ける場合は減少が最小限になる、という事を書いていました。

なので、「あ~ん、いい香り♡」とちょこちょこオイルのキャップを開いて香りを嗅いだりしない方がいいという事かもですね。

 

私は、日本に居た頃はエッセンシャルオイル用にワインセラーを自宅に置いていて、年間を通して15‐18度程で保管をしていました。キューバでは年間通して25~33度ほどの室温になるので、オイルは密閉できるケースに入れて冷蔵庫に入れていました。メキシコでもそうしています。

 

これは、キューバに居た頃のオイルの整理の時の写真です。温度差で水滴がつくので、また瓶の周りにはオイルがついてしまうので、定期的に瓶に付いたオイルや水滴を取ります。密閉度を上げる為に、密閉用のプラスチックケースと蓋の間にビニール袋を挟んでいます。オイルの匂いが食品につかないように念には念です。

エッセンシャルオイルの保存ケース

ほどんどのオイルは2‐3年、オイルによっては4‐5年は問題が無いように感じています。

アロマシールドは「10‐16℃で保管するのが最善です」「21度以上で劇的に」と言っています。

なんだかお野菜や果物と一緒ですね。

室温が25度以上になる場合はオイルを冷蔵庫に入れる事をお勧めします。出来るだけ長くオイルを使いたいのであれば、21度以上は冷蔵庫がいいと思います。

これから日本も暖かくなっていきます。エアコンを24時間つけていられる家は少ないと思いますし、エアコンをつけていても、25‐28度といった室温だと思います。

エッセンシャルオイルってそれほど減らないと感じています。

冷蔵庫でオイルを保管する場合、瓶をそのまま冷蔵庫に入れると食品に匂いが移りますので、密閉できる容器に入れて、出来れば使用後は瓶の周りをしっかり拭いておいた方がいいです(←経験から。密閉容器でも気になるので)

 

あと気になったのは、アロマシールドのセーフティガイドでは、

何らかの方法で混ぜ物をされていると、オイルは通常1年以内に変化し、鋭い臭いのある香りに変化します。

とあります。

混ぜ物のオイルは市場には少なくないのかもしれません。なので、どのオイルが、どこのブランドのオイルがどの位もつのか、私は何とも言えません。そういう意味では柑橘半年、その他1年という考えは安全面を考える上では間違っていないかもしれません。

 

それと、最後に、これは基本中の基本ですが、蓋はしっかり閉めてくださいね。

使用後、オイルをしまう際には、再度蓋がしっかりしまっているかチェックする癖をつけるといいと思います。

オイルを大切に使ってくださいね(*’▽’)