アロマなどの代替療法のようなものを好む人は、病院や薬を悪のように言う人もいたりします。
何を選択するかはその人の自由で、結果はその人の責任。だからそれはそれでいいと思う。だけど、そういう人の言葉をあまり深く考えずに鵜呑みにする前に、自分でしっかり考えて、自分は何を選択するのかを決めるというのはとても大事な事だと思う。
ヤングリヴィングを使っていた頃。周りはヤング信奉者とスピ系がいっぱいでした。
殆どの人は、根拠とか専門的な知識ってない。誰かが言ったとか、アップラインに勧められたとか。誰かがこれで良くなったという噂とか。
まず、アメリカと日本は医療制度が違います。保険が無かったり、医療費が高額なので病院に行けない人や、行く事が難しい人も少なくないと思います。
彼らにとって、病院にかからずにエッセンシャルオイルで治せる(その可能性がある)というのはすごくいい宣伝でもあると思うし、彼らは如何に代替療法を活用するかは大事な事かもしれません。
でも、日本は病院にせいぜい3割負担でいけるんです。
先日、わたしったら腱鞘炎になりました。すぐに病院に行く必要は無いと思い、エッセンシャルオイルで数日様子を見ました。でもやっぱ、なんか、すごく痛いし、なんでこうなっちゃったとか、何をしたらいいのか、何をしたらいけないのか、そういうのが「どんな状況」かが解らないので病院に行きました。
レントゲンを撮って、炎症の状況を見て、薬を処方されます。
薬が嫌でも、レントゲンを撮って一応どういう状態かを解る事で、どう対処するかが解ります。
クソみたいな医師も世の中にはいるだろうけど、一応、あの人たちは、私たち一般人よりは専門的な勉強をしてはいる。シリアスな病気だったら、別の病院に行ってセカンドオピニオンを得る事も一般化しています。
国民皆保険がある私たちは、そういう事が出来ます。
たかが風邪だったとしても、あまりにおかしかったら、病院に行った方がいいと思う。
それが、ただの風邪なのか、インフルエンザなのか、今ならコロナな可能性もあるわけよね。
私はただの風邪だと甘く見ていたら、気管支炎になり、喘息になり、肺炎になってしまった人です。そして喘息持ちに。
この時は、近くの内科で診てもらったけどよくならなくて、呼吸器科に行って状況が解りました。でも、その頃には、すでに肺炎。
アロマユーザーや、スピ系がいう事は多くは根拠はありません。
透視で症状が見えるという人もいるかもしれませんが、レントゲンやMRIとかの方がまだ信頼できると思います。もしかしたらそれらで見えないものが、透視できる人もいるかもですが、そういう能力がある人はかなり稀だと思います。
病院に行くも行かないも、薬を服用するしないも、その人の選択と責任。薬をもらって、飲まなくても罰されることはないのだから。
スピやヤングのユーザーに言われた事を鵜呑みにするのもその人の選択と責任。
ヤングリヴィングのアメリカでのマーケット戦略は皆保険が無いという事もあると思うの。で、それをやりすぎると、FDAとかの国の機関から警告を受ける。
私たち日本人には皆保険があり、比較的安価で病院にかかる事が出来ます。
ちなみに、キューバは国民は医療費が全て無料です。私も学生ビザで滞在していた時に何度か病院に行きました(留学生も無料)。でも、処方箋をもらって薬局に行っても薬が無かったりする。社会主義で医療費や教育が全て無料というのはそこだけを聞くと素晴らしい気がしたのですが、現実はそんな感じ。
日本人は恵まれてると思う。安全やらが当たり前にあるから、疑う事をあまりせず、変なスピやらの人たちの事を疑わずに鵜呑みしたりするのかも。だ。
病院を適度に活用しながら、アロマを暮らしの中で役立ててください。