「その人の本質をCRYSTALLIZE(結晶化)させオリジナルな人生をCRYSTALLIZE(具現化)できますように」

私はとてもスピリチュアルな人です。
でも、クリスタライズのブログを読むと、私がスピリチュアルを嫌い、否定をしている記事も少なくありません。

音楽、自然派製品、健康食品、スピリチュアルが私の育った環境です。

ピアノの先生だった父は、1969年に二人目の子供にあたる私が生まれた時に健康食品や自然派製品、と化粧品を扱うお店を始めました。今でも自然派製品を置いているお店に行くと当時父の店で取り扱っていた商品をいくつも目にします。今から約50年前に今でいう「ナチュラルフード」のお店を始めたのは当時は最先端で、時代にとっては早すぎたのかもしれません。

私が中学生の頃、父は真言宗のお寺に弟子入りし、山に入りその後スピリチュアルな活動を生業としました。私たちの暮らしは変わりました。家には仏像などが何体も置かれ、毎日お経をあげはじめました。暮らしの中の殆どの事が「スピリチュアルな観点」や「スピリチュアルな価値観」で動くようになりました。私は混乱し、反発しました。

その1~2年後、私が中学三年生の時、脚に激しい湿疹ができました。病院に行っても原因が解らず、太ももは掻き毟ってただれ、膿が出ていました。夜眠る為にはかゆみを抑える強い薬を飲んでいました。そんな状態が数か月続き、私は父に初めて「みてもらう」事にしました。交霊術です。

私は突然泣き出し、「アメリカに帰りたい」と訴えていました。私は太平洋戦争で焼け死んだ兵士だったそうです。その前世はキリスト教でカトリックだったらしく、マリア像を部屋に奉り、手を合わせるようになり、ほんの数日で私の湿疹は全て消えました。

その時から、私はスピリチュアルな世界を信じて生きるひとになりました。

父の専門は前世供養と先祖供養でした。毎月第三日曜日は多くの信者さんが私の家に訪れ、お祀りをしていました。それは父が数年前に病気で倒れるまで何十年もの間続いていました。父に助けを求める沢山の人達を見てきました。沢山の不思議な体験や怖い体験もしました。

1989年、20歳の時にアメリカのニューヨークに行きました。それから約10年、殆どの時間をニューヨークで過ごしました。ニューヨークに行ってすぐにある人が私に歌を教えると言いました。何にも解らなかった私は、何もわからないままに歌を始め、1999年に第二次世界大戦時代の流行歌をその時代を生きたアメリカ人ミュージシャン達と制作し、3500か所のアメリカの老人ホームへ寄贈しました(Angels Swing)。

父の元を離れている間も、私にはスピリチュアルな不思議な体験や危ない出来事も何度もありました。どうしてそういう事が起こるのかというと、父の娘だから私について行くと何とかなると感じた霊が私に何かを知らせに来ると言っていました。今思うと、そういった環境で育ってきた私は死者の魂と繋がるチャンネルが出来ていたのだと思います。今はそのチャンネルを閉じる事が出来ますが、当時の私は全くコントロールが出来ませんでした。当時まだ国際電話が高かったのですが、父に電話をして祓い方や、供養のし方、魂の上げ方を教授してもらっていました。

そんな私が、どうしてスピリチュアルを嫌い、否定しているのか・・・。

2009年頃から、スピリチュアル系の人達と関わり始めました。
スピリチュアルなビジネスでは1時間3~5万円というセッションも少なくありませんでした。アトランティス、レムリア、能力開発・・・。それが何なのか解らないので、私も何十万円か使いました。

そういった中で、スピリチュアルな事に惹かれる人達の多くが感情的な問題を抱えている事に気づきました。それ以上に、スピリチュアルな事でビジネスをしている人たちの多くに感情やメンタル面でのおかしさを否めませんでした。お金(結構大金)を払い、アチューンメントや能力開発と言われるエネルギーワークを受け、ヒーラーという看板を揚げていました。何かのコンプレックスを持っている人が、何かの能力を得ること(得たつもり?)で、作られて行く世界ではないのかと感じました。

私自身も感情的な問題を抱えて生きていました。
自分には価値が無い。
存在している事が苦しく、生れてきた意味が解らず、スピリチュアルな世界に生れてきた意味をさがしていたと思います。

感情解放がある程度進み、新しい経験をインプットする事により、自分を肯定的に思えるようになり、「この世」で生きることが楽になり、楽しくなったのは、スピリチュアルに足を踏み入れ、30年後でした。

クリスタライズのアロマを使った感情解放のメソッドが出来上がるまで、私自身が実験台であり、20年以上模索をしてきました。その中で、エッセンシャルオイルが感情解放にとても有効だという事にたどり着きました。

私の家族はバラバラです。
多くの葛藤や、家族との戦いを経てきました。

スピリチュアルに傾倒をしても、一時的もしくは一部的に違う世界に逃げ込む事が出来ても現実や自分から逃げることはできません。

クリスタライズの感情解放では、自分の過去はもちろん、ご両親や必要があればそのご両親の歴史を掘り起こしながらワークを進めて行きます。

父は、ある事情から生まれて2年の間、祖父に認知されませんでした。今の私が思う事は、その「拒絶」経験が父の根底にあり、苦しめていたのかもしれません。今思えば、父が山に入ったのは突然ではなく、私がもっと幼いころから父はそういった本を読み、生きる意味やこの世以外にもっと大切なものを探そうと模索していたのだと感じています。

スピリチュアルの扉を開き、私の先を歩み導いてくれた父。
その父の人生があったからこそ、スピリチュアルだけでは解決できない問題をに気づき、クリスタライズの感情解放メソッドが出来ました。

現在は、PCを抱えて、色々な国で暮らしながら仕事をしています。

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白石昌子(Seina)

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