去年8月、家族の事で色々あって、それから私の心には大きな穴が空いていました。
ハートのセンターから力が湧かず、比較的に強いといつも診断される太陽神経叢(ソーラープレクサス)からも力が湧かなくなっていました。11月からNYに滞在していましたが、本当に辛かった。こんなに自分が弱いとは思ってもなかった。
日本に帰ってからも、ふとした時に、ハートの空虚感が襲ってきて、色んなオイルを塗っても気休め。一体どうしたらいいだろう?と。キューバ人で遊んでたでしょ(笑)。すごく気晴らしになったの。激しく、たかが外れたように。というより、たかが外れてしまったよね。その傍ら、中南米の歴史やシステムを調べてた。日本と比較したり、いろんなことを置き換えたりして、自分なりに出来るだけ立体的に、シュミレーションしたり。すると、日本を再確認する気付きがとてもいっぱいあったの。他国の歴史を見るときに、どの立場からどのようにその歴史が語られているか(作られているか)。ポーランドの歴史なんかも調べた。これは日露戦争以後、ポーランドが日本にすごく敬意をもっていることを知ったから。今までも、大戦以後の歴史やそれぞれの歴史認識の違いは頭では何となく理解していて、聞き分けよくやっていた自分が壊れたの。そして自分が日本の歴史、文化、精神性、独自性を本当に誇りに思えるようになったの。
その頃から、私の心の中の空虚感が消えている事に気づいたの。
私が、家族の事でボロボロになった時、色んなことを考えたの。
私のところには、子供の頃に、いろんな理由で、家族から愛を貰えず、傷ついてきた人たちもよくくる。幼少時に全く親の愛を知らずに虐待を受けた人。彼らは、どうやって心に軸を持って、生きて行けばいいんだろう。。。と。私の心がこんなに空虚になっても、彼女たちの心の空虚感とは違うのかも。でも、何か、解決策が無いのか。その前に、自分の心をじっくり観察して、、、きっとなにか見つかる。見つからないと、看板をあげて仕事している自分に負けるというか。詐欺ジャン(笑)
セッションで、人の体を触る。
私は、その時に、その人の感情、性質、時として過去の記憶を読み取るの。
セッションで何度か気づいたのは、「道」をやってきた人はエネルギーが違うの。書道、弓道、剣道、華道、茶道・・・。触った時に、解る事があるの。で、そういう人は、ある瞬間に、すっと、筋が通る。エネルギーとしては見事なほどに違いがあるの。そういった、日本の精神文化を一時期でもしっかり学んだ人は何かが違うの。
ポーランドのエヴァ・パワシュ=ルトコフスカ博士(ワルシャワ大学教授、元日本学科長、日本近代史研究者)の資料をネットで見つけたの。⇒日露戦争が20世紀前半の日波関係に与えたインパクトについて
サムライが日本人全体に与えた影響は、今日まで生き残っており、国民の心理や習慣の中にはっきりと見ることができる。これ、日本古来の精神である大和魂と呼ばれる強力な倫理観の根幹を成すものである。とりわけ、昔ながらの武士道を受け継いでいるのは、日本兵である。……(ロシアとの戦争において)日本の戦闘能力は本当に素晴らしかった。歴史的に見て、これはもちろん予想外の現象ではなく、サムライによって武勇の美徳が何千年にもわたって信奉されてきた中での当然の結果なのだ。
この抜粋は日露戦争での事になるけど、太平洋戦争・大東亜戦争が何であったのか。それは、それぞれが、調べてほしいの。きっと、学校で習ってなかった事が色々見えてくると思う。多方面から、色々な立場の見解を知ってほしい。
私は日本人である事を恥じていたし、日本が好きじゃなかった。日本はあの時代にキチガイじみたひどい事ばかりをしていたと、そう思っていた。日本から逃げ出したいと、思っていた。そんな私が、日本を心から誇りにもてるように成れるまでに、どれだけの旅をしただろう。どれだけ日本から逃げただろう。音楽から大東亜戦争の歴史に行き、アジアの植民地時代を知り、キューバ人に出会って、中南米の歴史を知り、多方面から日本の歴史を感じ、私は45歳になっちゃった(笑)
家族も、ルーツ。
日本人であるという事もルーツ。
そこに、誇りを持つ事。
それによって、自分の中の軸が持てる事に気が付いたの。
私は、家族によって、家族というルーツの誇りがボロボロにされちゃったというか。とにかく、自分のルーツを恨んだわ。
私の中に、起こったパラダイムシフトだった。
パラダイムシフトが起こる時、自分の中の既存の常識や考えが崩れる。だから一旦ボロボロになるんだよ。でもね、きちんと戻る場所を持っていたら、絶対に大丈夫。きっと大丈夫。それが、「日本」だったの。
私の心の穴は、埋まった気がする。
だから、多くの人に、勧めたい。
日本が育んだ精神文化を学んでほしい。
それと並行して、海外を知ってほしい。
多方面から歴史を学んでほしい。
そうしたら、きっと日本を誇りに思えると思う。
自分のルーツに誇りを持つ事が、きっと、その人を支える礎になると思うの。
私も、頑張らなくちゃね。
家族が無くなった今、私は日本人である事を誇りに思う事が私のこころの拠り所にになると思うから。