この前ニューヨークに行った時、ある方に、
「Seinaさんの仕事スタイルって、ラップトップワーカーと言って、みんなの憧れる最先端なんですよ!」
「なにそれ?」
「ノートパソコンとネットがあれば、場所を選ばず仕事ができるスタイルです」
ノマドワーカーと言われるらしい。
ノマドは、放牧民、という意味らしい。
この前は、別の方に、
「Seinaさんの様な仕事スタイルがいいです」と。
いや、たいして儲かってもないし(-_-メ)
マジ。
そもそも、なんで、こんなスタイルになったかというと、エッセンシャルオイルは、薬事法の関係でアロマシールド側が提案してきた方法での販売が出来なかったの。2ヶ月くらい、不眠不休、というのは大げさだけど、法律の事や郵送の事、法人化の事、税金の事、調べまくった。ふとんと机の往復の日々。ショッピングサイトも3つか4つ作ったり、構築したりして、製品を登録して、どうやったらアメリカの送料やワタシのニーズに妥協があったとしても、カバー、対応できるシステムか、不都合とかも検証したり。いろんな事情の解決策を組み立てて、先方にアイデアを提案しながら、システムを作ったら、こんな形になったの。
結果、私の生活スタイルも変わった。
離婚をした後、私は、派遣で2つの会社で働かせて頂いたのね。それまでは、ホステス、歌手、ウェートレス。でもPCが好きだったのと、英語がちょっとできたから派遣でオフィスワークに入り込めたのね。
ひとつは、昔ながらの日本の体質の会社で、ひとつきで、これ、ワタシ、迷惑がられてるかもっ、って気がして、すぐやめた。どんなに合理的じゃないやり方でも、変える事は許され無い所だったの。
次に行った所は、アメリカのベンチャー企業だったの。引き継ぎをしてもらった仕事が全く以て合理的じゃなくて、時間も無駄にかかるし、自分も取引先も間違いが多くなるようなシステムが沢山あったの。最初の数カ月、色んな事を整理してシステムを変えさせてもらった。それを派遣の私に許してくれた。結果、今までの半分位の時間と労力で仕事が片付くようになったの。この能力?は、前の会社では困った能力だったのね。私という部品が全く合わない世界だったのね。で、あの会社で働いていた頃、毎日が楽しくて、一日も休む事が無かった。これは、神さまのご褒美かもしれない、と思ってた。マジ。ここでの経験やスキルは今の仕事に凄く役に立ってる。
あと、日本人とアメリカ人のメンタリティや常識の違いやアメリカの事情。常識が違う人達の間に入って橋渡しをするんだよね。どっちにも出来るだけ理解してもらえるように、滞りなく商品とサービスが届けられる様に。私の知っている限りのアメリカのいろんな事情も考慮する。言葉と同じ位大切かもしれない。若い頃にアメリカに暮らして、いろいろ経験した事が役に立っていると思う。
そして、何よりっ、クリスタライズは、感情の事を得意とすると思う。私、勉強は全くしてないし、誰からも習ってないけど、そんじょそこらの精神科医より研究はしていると思う。子供の頃に世界中で一番大事な物、興味深いモノは自分の心、って思ったように、心の研究は飽きない。最もめんどくさいモノは、自分の感情だと思ってた。心理や感情の事は何日も我れや生活を忘れて没頭できるくらい興味深い。感情に関する事が、クリスタライズの特色で強みでもあると思う。
私は、目の前にある問題に関しての解決策や法律を私なりにひとつひとつ調べる。これは、ネットでの情報収集力と情報の信憑性の見極めが必要。色んな事を頭の中でシュミレーションしたり、組み立てて、そこで起こる問題点などを考えたり。想像力が必要。
私がなんでネットに詳しかったり、サイト構築出来たりするかというと、社会に属せなくて半引きこもりだったからなのかも。でも、素人に毛が生えた位で、今ある知識を最大限に生かせるようにすんごい考えるんだ。以前、知人に頼まれてサイトなどを作っていた時は、問題が起こると、夜も寝ずに調べて死に物狂いで修正をしてた。そういう事も力になったと思う。
私がPCが好きなのは、私は字を書く事がとっても苦手で、すごいコンプレックスを持っていたの。PCはそれをカバーしてくれるツールであり、NYの友人と連絡を取ったりしゃべったりできるもので、マニアックな私のニーズにあったCDや本を買う事の出来る救世主だったの。
私にとっての性質的、物理的障害を助けてくれるものだったから、こんなに活用できるようになったんだと思う。
自分に不足している物、簡単に解決しないものがあるから、調べるし考えるんだよね。だから、不足しているという事は、それを補う方法や力をつけるのかもしれない。でも、考える事や立体的な想像が苦手な人は、与えられた仕事をこなす道の方が楽かもしれない。
クリスタライズは、ワタシ、というわがままで気まぐれで変に真面目で、典型的な日本人じゃなくて、日本の社会や集団、組織が苦手で適応できない人が、なんとか生きていけるシステムが出来あがったのかもしれない。いろんな、一見関係のなさそうな経験もスキルやツールになるんだと思う。
そもそも、人生って、やりたい事をただ目指したらいいのか?というと、そうじゃない気がするのね。あまり意固地になって決めなくても、結局自分にあったスタイルや人生を与えてもらえるというか、自分が自然と作っていくというか。必要な事を与えられるというか。試練を含むw。
人って、困った時に本当に考えると思うの。人に答えを求める人や依存心の強い人には厳しいスタイルだと思う。でも、私も昔はそうだった。だけど、いろんな問題に出会ったり、経験をしていくうちに、そこが育っていくというか、きたわれて行くというか。
どの道も、甘くないと思う。
どの道も、我慢や努力は必要かもしれない。私の場合は、努力や我慢が苦手でしょ、解りたい、知りたい、ああああ、くそ===、わからない!!!!あああああ、とやっているうちに、ネットでひとつずつ解って来て、面白くなって、のめり込んでしまうんだ。
そして、どの道も、先に何が起こるか、いつダメになるかとか、最先端だとか憧れられたりとか、売上ガタ落ちとか、時代が変わってダメになったりとか、全く解らない。
私の様なノマドワーカーはかなり自由だと思う。でも、自由には孤独と責任がセットだからね。全ての選択は自分でするし、全ての責任や対処は自分。
で、ね、ワタシ、ほんと、たいして儲かってないから~。普段の生活は驚くほどに質素だよ。今は、多分、月に8万円稼いだら、暮らせる位、質素。←これには、節約術も貢献している。
好きな仕事を好きなスタイルでやっているので、仕事のストレスは殆どないの。趣味と実益兼ねてるからね。仕事は楽しい。
こんなスタイルに憧れる人達に、なにかの参考になれば、と思って、書きました。
今の問題は、ネット事情の不便なキューバで、お客さまとの信頼を失わずに、どうやって仕事を続けて行くか。生活費をどう稼ぐが。この問題が解決されたらキューバに行きたいね。なんか打開策考えないとだね。自分の欲求の為なら、すんごい努力をする私ですから(笑)
でもさ、結局は、覚悟。かな。