今の所、毎日結構静かに暮らしている。

朝は、7時に起きる。でも布団から出るのは7時半くらい。
コーヒーを飲んで、PCを抱えて、インターネットに行く。

午後は暑いので、買い物や両替など、できる事はその足でなるべく午前中に済ませる。
くどい様だが、野菜が新鮮でみずみずしくて美味しい。

すごい新鮮。10ペソ
すごい新鮮。10ペソ

1週間前に買ったピーマンが今日まだみずみずしかった。野菜が生きているという感じがする。

ささっとピーマン炒めた
ささっとピーマン炒めた

そういえば、私はジャガイモが嫌い。でも、ここで、付け合わせで時々ついているジャガイモは美味しいと感じる。

1ペソのパンは、ふわふわだけど、塩気があるのか、あまり好きな味ではない。でも、これはカリカリにしたら美味しく食べれる。

でも、どうやってカリカリにトーストするか。
この前、露店の店でこんなのを見つけた。40ペソ。約180円。

これでパンをトーストする
これでパンをトーストする

今のアパートは、とても暮らしやすい。
生活に必要な物の殆どが揃っており、洗濯機もある。反対側の隣の建物が工事をしている音が気になるけど、それ以外は街中にしてはとても静かだと思う。窓から見える緑が気持ちがいい。木漏れ日的に朝日が入る。午後からの西日は入らない。4階のこの部屋は最上階でもないので天井に熱がこもることもない。だから、一日中比較的涼しく過ごせる。とはいえ、7月8月の夏の時期はどうなのかまだ分からない。

ベッドに横になるときの視界
ベッドに横になるときの視界

このアパートに越してきて、1週間がたった。
ここで暮らしていると、キューバに居る気がしない。

出来る限り、自分の生活スタイルを守りながら暮らしている。
元々テレビは見ないので、音的にも日本に居ようが、ニューヨークに居ようが、ここに居ようがあまり変わらない。家では出来るだけ日本の音楽を聴くようにしている。言い換えれば、あまり自分に新しい刺激を与えないようにしている。

せっかく外国に来ているのに?

短期間なら体いっぱいに刺激を浴びるのもいいが、長期となると、自分を見失わないように、徐々に徐々にここの暮らしと「自分」が調和できるように、そうは思ってる。新しい刺激を極力減らしても、言葉や、生活、交通、地理感、必要な物の購入、そういった事、解らないことが多いので、日本に居る時以上にエネルギーを使う。

多くのものがないと言われるキューバ。
品質も良いとは言えない。
調味料の種類も少ない。でも、塩、コショウ、醤油、砂糖、酢、油、があれば、結構いろんなものができる。既製品はレトルト食品の様なもので、ドレッシングは既成品より手作りの方が美味しいから、この20年、殆ど買う事はない。日本のカレールーも、日本に居る時からレトルト食品と思って使ってる。スパイスから作った方が美味しい。

卵は30個で150円位。

こんなに買った。
こんなに買った。

日本の卵は特別いいけど、アメリカの卵にも慣れているので、ま、我慢できる(とはいえ、アメリカ滞在中は殆ど卵を買わない)。インドはもっとすごかった(笑)。

食材的に一番恋しい物は、日本のコシヒカリ的なつやつやなお米かな。

ここにある食材や調味料を使って、何ができるのか、私は何に不満を感じるのか、そんな事を考えながら暮らしてる。

日本やアメリカのスーパーを思い浮かべる。「もっと、もっと」となる人間の心理を利用し、消費社会を作っているのかもしれない。ドレッシングひとつとっても何十種類とあり(とくにアメリカ)、それは競争をしているんだと思う。

昔は大変な時代があったといが、今のキューバは、肉も野菜も、生活用品(生活用品の価格は高いと感じるものも多い)も生きるためにバスタンテ(充分)なものがあると、住みやすいとも今の段階では感じてる。とはいえ、まだ解らない。

そういえば、バナナケーキを焼いてみた。
これは、失敗だった。
小麦粉の粒子が荒いのと、オーブンを使うと死ぬほど暑い。この暑さと出来上がりのクオリティを考えると、バナナケーキはもう焼かない。

このバナナ、10ペソ、約50円
このバナナ、10ペソ、約50円

そろそろ、21時になる。日本は朝の10時。
夜のメールチェックに行こうと思う。