ここに住む人たちは、それほど変わってないという。
ちょうど一年前に私が滞在していた時と比べると、私は変わってきていると感じる。
家の売買が盛んだと感じる。
家の修復などもかなり盛んにおこなわれていると感じる。
カサパルティクラルと言われる民宿はかなりの数が増えたと思うが、観光客もかなり増え、特にオバマ大統領が来てからは宿主も強気で値段も上がってきている。
お店も増えたし、置いてある商品も増えたと思う。
先日、一年前に行った事のある結構富裕層のいそうなエリアのスーパーマーケットに行ってみた。去年は、驚くほどに、こんな程度しか商品がないのか~と感じたけど、今年は増えていたと感じた。特にシャンプーはいろんな種類があった。オリーブオイルだけでも4~5種類あって、私もどれにするか悩んだり。
携帯電話、特にスマートフォンを持つキューバ人が増えてきたと感じる。インターネットもWiFiスポットも増え、去年の今頃は1時間4CUCだったカードが今は2CUCになって、ネットを利用するキューバ人もかなり増えたと思う。
携帯電話は1分0.35CUC 、40円位。高いけど結構みんな使ってる。
貧富の差が広がってきているようにも感じるの。民宿やカフェ、レストラン、タクシーなど、自分で商売を出来る人たちの収入は確実に上がっていると思うのね。
この前はコッペリアと言うアイスクリーム屋さんの看板が新しくなっていた。
今日は、近所のCADECAという両変所の看板が新しくなっていた。
私の家のそばの大通り23の道路はきれいに舗装されていた。
どれも、国が行っている事だと思う。
先日ある友人が、
「ラウルがテレビで言っていた。国の経済が良くなってきたので給料を上げ、生活必需品の価格を下げると。」
私のスペイン語が危ういので本当かどうかは解らないけどね。もし本当だったら、この国のシステムは面白いなと思った。社会主義ってこういう事?(今日サディ君情報で本当に食材の価格が20%程下がっていたとの事)
とにかく、今、観光客が多い。
多くの人が、変わる前のキューバに行きたいと思っているのかも。
ある種の観光バブルと言うか。
それと、アメリカからの経済制裁が解除されることから起こる経済効果への期待が国内からも海外からも多く集まってきているとも感じる。
幾人かの日本の友人は、私がキューバが変わる面白い時にちょうどこの国に居る事を興味深いという。
私はただ、家に居て、自炊し、仕事をし、学校に行き、仕事や宿題に煮詰まったら時々中島みゆきを部屋で一人で弾き語る。←最近中島みゆきがマイブーム。あと山口百恵。
初老と言われる年齢になったらしい私には、生きるために必要な物と、全自動洗濯機やPCといった、ちょっとした便利な物がある今の暮らしはとても快適だと感じる。そして部屋から見える大きな木の緑がとても気に入ってる。
貧富の差は生まれるかもしれないけど、この国はこれからより住みやすい国になるのかもしれないとか思うときがある。
スリやひったくりもあるし、ドラッグの問題とかもあるというけど、「ラテンアメリカの中」ではかなり治安がいい。市場で買い物をしてもボラれる事も殆どなく、時々乗り合いタクシーで外国人価格っぽくちょっと高い時もあるけど、ま、許容範囲だと思う。それより、スペイン語あまりわからないのに、いつもちゃんと目的地で下してくれる乗り合いタクシーの運転手に感謝ですわ。
両替所で誤魔化されたこともない。ちゃんとしっかり目の前で数えてからくれる。
日本に居たら解らないかもしれないけど、治安がいいという事は当たり前にあるものじゃない。
子供の頃というか、若い頃、何にも知らずに、漠然とキューバは社会主義国で、カストロは凄く悪い独裁者と思っていたのが何だったのか。まだまだ、これから、ゆっくりこの国を垣間見ていきたい。
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仕事も一段落したし、前のルームメイトに電話して、「サディ!今夜私にご飯作ってよ!」という事で、7時にサディ君にご飯作ってもらう(笑)。サラダとドレッシングを作っていこう(^^♪