以前から半分冗談ぽく、私の感情解放受けるなら、最低50万円はスピリチュアルに使って来いとか言ってた。
でも、多くの場合50万円じゃ、懲りない。
スピリチュアル費って、例えば、
- 前世を見てもらうとかアカシックを読んでもらうとか
- パワーストーンの購入。特にエネルギーを入れてもらったりしたもの
- ヒーリングセッション
- 占い
- ヒーラーさんに言われてとかスピに惹かれて買ったヤングリヴィングのオイル
- スピ系能力開発
- 神社仏閣、パワースポット巡り
- 前世供養・先祖供養・水子供養
- 等々、
スピにはまってなくても、パワースポットとか、ちょっとした占い、神社の参拝などで、45歳を過ぎると人生で50~100万は普通に使うと思う。
日本は宗教にちょっと否定的というか。
多分、昔は、お寺とかが受け皿だったり、窓口だったのかもしれない。人間ってそんなに賢く強くないからそういう受け皿は必要だとおもう。
多分、ばあちゃんの世代位まではどこの家も当たり前に仏壇があり、神棚があった。でも、今は仏壇がある家は少ないかもしれない。そこで、花の水を替え、お水を替え、炊き立てのご飯を毎日あげ、ご先祖様に手を合わせる。
今なら思う、これはとても理にかなっていたと。
私たちの命は、色んな苦難もありながらも命が繋がれていく。
先祖の歴史と共に繋がって今があり、生きている事への感謝があれば、自然とご先祖様に感謝をする。
生れてきた事や、生きている事に否定的であったり、こんなはずではなかったと思う人はスピリチュアルにはまりやすいと思う。
信頼できる心のよりどころが無くなったというか。そういうのが、スピ人口を凄く増やした一つの理由でもあると思う。
昨今、多くの場合、「ヒーラー」と言っている人(自称している人)たちは、アチューメントとか、伝授とか、能力開発等のスピリチュアルビジネスに凄くお金払って、そういった技術を身に付けてる(身に付けたつもり)と思う。プラダやヴィトンのバッグでは埋められなかったものを求めるのかもしれない。
沢山お金を使い、能力が開花されたと思い込み、そういう使命があると思い込み、ヒーラーというビジネスを始める。
生きる意味が解らない人は、使命が欲しい。
使命があると言ってもらえる事ですくわれる、時期もある。
スピに中途半端にはまっている人、
「前世で○○だったので」
「私は貰いやすいと言われたので」
「私はインディゴだから生き難いのは仕方ないんです」
「息子はクリスタル(チルドレン)」だから
「母とは前世で親子で、私が親だったんです」
多くの場合は、スピのヒーラー達に言われた言葉で、根拠はない。
言われた事を鵜呑みにしているのか、本当に信じているのか、ただ現実から逃げたいのか。
現実から逃げたいと自覚が出来ている場合はまだいいと思う。
本当に信じ切ってそれを生き難さの理由にする。
誰かや何かのせいにしたり、
自分以外の人や存在に答えを求めたり。
誰かに答えを出してもらう。
それは楽だけど、自分で考え、自分で歩く事が難しい人になる。
そういうスピリチュアルが蔓延していて、自分に何か欠けていると感じられ、その意味や理由をスピリチュアル求めるのなら、格好の餌食だ。
2~300万円を使う事なんてあっという間。
下手すりゃ1千万円とかもあると思う。
でもやっているヒーラー達も、本当に信じている場合が多いと思う。
スピは全くの嘘とは思わない。そういう世界もあると思う。
だけど、そこに重きを置きすぎるとおかしな事になる。
お金だけで済めばいいけど、それを妄信する事で、家庭もおかしくなる。
そんな事にはまっている母親を子供たちはどう思うのだろうか。
一緒になって信じてしまう子供は気の毒だし、危険だと思う。疑わずに信じる子たちは将来自分の経験や頭で考える事が出来なくなる癖がつく可能性は高い。
「うちのばばぁ、変な事にはまって金使ってるよ」と、見てる子供たちの方が安全だと思う。
私は15歳からスピ家で育って、色んな事をやってきたと思う。15の頃に突然家族がスピに傾倒というか、暮らしがそれ中心になった。
堅実で倹約家な私でも、この人生に少なくとも500万円、多分、7~800万円はスピリチュアル関連に使ってきたと思う。
ヤングのオイルを含め、昨今のスピリチュアル系にも1~200万は使ってると思う。
使って、オカシイ、と気づかないと、痛い目に遭わないと懲りない。
ここに解決が無いと気づかないと、スピを諦められない。
自分が生まれたきた理由や意味を知りたい。
私もかつてはそう思っていた。
気が済むまでスピにはまればいいと思うし、納得するまでやらないと、私が感情解放で言う言葉を受け入れられないというか、受け入れたくないと思う。
受け入れたくない人に、彼らが求める、安心する嬉しくなる様な言葉や、前世でどうとか、あなたの魂はどうとか、優しい言葉をかけたりできる器用さは私にはない。
だったら、スピリチュアルに納得いくまで、懲りるまで、時間とお金をかけて来い。という。
生き難さの理由は多くの場合、今世の環境にあると思う。
そこに向き合い、納得して整理しないと、いつまでも、宇宙や、高次元とかいう別の世界に居場所を探す。
だから、そういう所に行けるように、いっぱいお金を使って、いっぱい瞑想して、いっぱい自分を浄化して、他者を次元が低いと思えばいい。
そこをグルグル回って、10年とか20年とか費やしていいと思う。そのままスピリチュアルに人生をかけて一生を終えてもいいと思う。
納得するまで、気が済むまでやったほうがいい。
気が済めば、生き難さの理由や救いがスピじゃないと納得できたら、スピに迷うことなく、感情解放に、現実の今世に真剣に向き合えると思う。
生まれて、生きている事に感謝できるようになって欲しい。
そう感じられるようになれたら、そこが、スタートだと思ってる。
今は、オイルの事で私に全く余裕が無いから、私にとってもハードな12週間のコースは出来ない。多分春以降だと思う。
コースが再開できるようにブレンドオイルなども作るので、待っててください。
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写真はスピリチュアルを求めて南インドに行った30歳。
そんな所に、答えは無かった。でも、それは自分が納得をする今につながる通過点。
今思えば、そんな所に意味や答えを求めた、ただのエゴイストだったと思う。
生き方や考え方が変わるまでに、そこからも、更に15年くらいかかった。