今進行中の感情解放の作業中のママ。レポートに「ママ友」という単語が何度が出てきたの。
そういえば、彼女に限らず「ママ友」という単語をよく聞く。
ママ友付き合いを無下にできないとか。
子供の為にもママ友付き合いが大事とか。
言われると、子供がいない私は何も言えず、そんなもんなんだろうと。だけど、なんか気になって、ふと考えてみたの。
どうも多くの人が周りのママ(ママ友)達の動向や言動で一喜一憂、ストレスを抱えたり、気持ちに無理が生じたり。しているっぽい。
子供のママどうしが「友達」になる必要があるのか?
子供のママどうしが「友達」になることのメリットは?
メリットとしては、子供がハブられなないとか、色んなママ情報、教育とか習い事とか色々そういうのが得られるとからしい。そもそも、ママ同士が友達になっているようなのが当たり前になると、そうじゃない人たちが少数派だとちょっとした疎外感や、連帯感が持てないから不安になるのかもしれない。
で、考えてみたんだけど、私が子供の頃(1969年生まれ)、親たちは友達にはなってなかったと思うの。一応、一人二人、面倒見のいいおばちゃんはいたり、ほんの数人のお母さん同士は友達だったりもしたけど、基本的には殆どのお母さんは「友達」じゃなかった。
あくまでも親たちは「保護者」であり、子供の間で何か問題が生じない限り、親同士の話し合いも殆どなかった。お茶を飲むとしても、「ごあいさつ」的なもので、お泊りとか、町内会行事で遅くなる時などは保護者として連絡を取り合うけど、友達じゃなかった。
子供の頃は親が忙しいからそんなもんなんだと思っていたけど、それって、もしかして、子供たちの世界への尊重でもあったんじゃないかと。
子供には、子供の世界や社会があり、親たちは必要以上に介入はしてこなかった。
もし、お母さん同士がちょっと色々気持ち的に嫌な事があれば、子供同士の世界にも影響するんじゃないのかなと。親の顔色を見て友達と付き合わなくてはいけなくなったり、親も嫌いなお母さんの子供と自分の子供が親しくするのは嫌なんじゃないかと。
親としてはあまり付き合ってほしくない家庭の子供もいたりする。うちの場合。今思えば親は付き合ってほしくなかっただろうな、とも思える家庭環境の友達も少なくなかったけど、子供の付き合いや世界を尊重してくれた。
小学生の頃、近所の団地の空き地で草野球をしてた。男子も女子もまざってた。何人かの子のお母さんが時々それぞれの家のベランダから様子を見ていた。でも、親たちが「友達」だった記憶はあまりない。
子供の友達は、子供の友達で、その親は、もう一人の親の友達ある必要はない、はず。子供への尊重だったり、子供の世界への尊重でもある気がするの。
そうやって、子供は、子供なりに、子供の社会で、色んな事を学ぶんじゃないかと。
私は小学校は公立だったので、いろんな家庭の子供たちがいた。
生活レベルもそれぞれが違う。
家が比較的、お金持ち、な子もいたし、家がとてもぼろいというか、長屋の様な家の子もいた。
子供は大人たちの事情やどうして暮らしがそんなに違うのか解らないというか、そんなことあまり気にしない。だから友達になれたりするんだと思う。
でも、親たちは、生活レベルの違いを感じると比べてしまう人も少なくないと思う。
生活や経済のレベルが違うと、習い事一つ、足並みをそろわせることは無理になる家庭もあると思う。
それを感じさせないように、と気を遣う人もいるけど、それをひけらかす人もいる、かも。その人にとっては何でもない事が、気付かず他の人を刺激することもある。
ママ「友達」じゃなくて、ただの知り合いというか、子供の保護者でしかないはず。
ママ友、って、今は当たり前っぽくなっているけど、昔はそうじゃなかったと思う。仲のいい親同士の方が珍しかった。
ママ友って必要なのでしょうか・・・。
そういう時代というか、風潮になってしまっただけで、弊害も多いんじゃないかと思うんです。
自立が出来にくい子供に育っていくかもしれないし、周りの人の様子を見て友達を選ぶ人になるかもしれない。
もし、ママ友付き合いでストレスを感じるのであれば、一度よく考えてみて欲しい。