オイルセッションのツアーが終わって、家に帰ってきました。
昨日、京都の外れに住む、ニューヨークの頃のルームメイトの家に行ってきました。
「ねぇ、喧嘩したの覚えてる?」
彼女は忘れたらしい。
ある冬、アパートのビルのボイラがーが壊れて、暖房が効かなくなった。
ニューヨークだから、かなり寒い。マイナスになるの。
ニューヨークは法律で、ある温度以下になると、ビルのオーナーがヒーターを入れないといけないの。毎週、ビルで、その事でミーティングがあった。
二人とも、解らない英語と、いつヒーターが入るか解らない状態で、毎日とっても寒くてストレスがたまっていたんだと思う。滅多に感情的にならない彼女なのに、喧嘩したのよ。結構激しかった。私は覚えてるのさ。
私、喧嘩っていいと思うの。
腹八分とか、7分で人と付き合うのもいいけど、結局、他人と自分は違う。共感しても、理解し合っても、結局違う。共通の話題もそれほどない。ぶつかり合っても、喧嘩しても、自分にとって納得いかなかったり、嫌な所とかあっても、結局その人が、好きか。時間が教えてくれる。そういう友達ってすごくいいと思う。
普通の大人は、他人とはあまり喧嘩しない。もしくは、一度ぶつかったら終わる。でも、何度もぶつかったり、嫌だ、と思ったり、距離を置きあってまた何もなかったように連絡を取り合う。そんな友達が何人かいる。
喧嘩してぶつかり合っても、共通の話題が無くなっても、互いに好きな「人」。って、私にとって親友だと思う。
友達と喧嘩をしてはいけないという。
でも、喧嘩しても友達でいられる人ほど、ほんとの友達な気がする。
でも、最近は人と喧嘩もしなくなった。
そんなに、若くないし、そんな面倒なエネルギー使わなくなった。
久しぶりに会った、ルームメイト。
あの頃のように、一緒にご飯作って、← あうんの呼吸
椅子に座ったまま、寝落ちして。
別に何語り合った訳でも無くて。
食べて、ゴロゴロして。
食べて、ゴロゴロしてた。