アダルトチルドレンと鬱はとても近い関係にあると感じています。
多くの場合、そのままのその人を評価されずに育ってきた人が多く、本人のアイデンティティの喪失にも繋がるようです。

アダルトチルドレンといっても色々なタイプがあり、長女(長男)だった場合は長女である事による責任や期待を背負っていたり、愛情が必要な最中妹や弟が生まれて十分なアテンションや愛を受け取れなかった場合や、次女(次男)には次女で違う性の子供を期待されていたり、末っ子には末っ子の色々な事情。他にも色々な家庭の事情や親の抱えたトラウマなど。

そうやって考えると、十分だと心から思える愛情をもらえた人のほうが少ないように感じます。
また反対に兄弟が居ても、親がしっかり大切なところに愛情を注ぐ事が出来れば、その子はすくすくと育っていき、人にも優しい愛情深い人になって行くようです。

子供の頃にこの部分が満たされていないと、なかなか自分を信じる事が出来る人になれないようです。親が否定的であってたり、よくある「ほら見なさい」の様な親がその子に対する価値を低くすればその子も自己評価が低くなるのは当然の事。

それは木々に光を与えなかったら、水を与えなかったら、こうなる。
というのにとても似ていると思います。

そうして育ってしまうと自分に自信がなかったり打たれ弱い人になってしまったり、自分の考えや価値観を信じられなかったりするようです。そうなると必然的に鬱になりやすいように思います。

自分を信じる事が出来れば、生きている事、生まれてきた事を肯定的に受け入れることが出来れば鬱は改善されていくと思っています。そこを紐解き理解し癒す事が大切だと感じています。

その鍵は幼少時代にあるケースも多いように思っています。