アル中のダニーのパパから電話。
「ショーコ!火曜日にラジオ局に行くよ!」
「???何するの?私ラジオでしゃべるの?」
「intervencionだよ」
なんだろ。
インタビューかな?
ま、いいや。
「火曜日ね」
どうも、パパはハポネソン(私の音楽プロジェクト)のプロモーションを始めたらしい。
酒臭いパパとHabana Radioへ。
パパの話だと、ハバナラジオと云う局は全国放送で今回行く番組はキューバのトラディショナルの音楽(古い音楽)をかける番組で、DJがイスマエル・レンソルという人で、パパの生まれ育ったグアナバコアの出身で、パパの知り合いらしい。
ハポネソンのアルバムは殆どがキューバのトラディショナルな曲。
ラジオ局の前で待ち合わせ、ビルに入り6階へ。フロアにはCNNやAP(Associated Pres共同通信の世界版みたいなの)。
中に入ると、ちょい酒臭いパパは
「ダニーロホの父親だ」と、言う。
「ショーコCDを持ってきたか?」
「はい!」
どうも私はこれからラジオに出演する様だ。
「私スペイン語あまり出来ないよ」
「大丈夫だなんとかなる」
収録室へ。
「今日は、若くてかわいい日本人の女性に来てもらってる。彼女はスペイン語があまり出来ないと言ってるよ」←若く見えるからね。多分30ちょっとって思ってるさ。
パパ饒舌に話す。
パパ元軍人で、自信あるしゃべり方するんだよね。
正直途中スペイン語解らず困ったけど、自分でいうのもなんだけど、私本番に強い。
後半戦のスペイン語解らず困ったけど、まぁ、何とかやったw。
収録が終わり、パパとオビスポ通りを歩くと、音楽が聞こえてくる。
パパ自身が元々ミュージシャンで歌を歌っていたの。
老人と手を繋いで歩いている(脚が悪いから手を持ってるの)私を、友達は不思議そうに見てた。
翌日数人の友人に、
「ポルノソンって知ってる?あの人ポルノソンのダニーのパパなんだよ」
「ええええええ!あのポルノソンの!?」
「そう、卑猥な汚い言葉のあのバンド」