ちょっと色々で、彼と距離を置く意味もあり、今ハバナからバスで15分ほどのコヒマルと言う町で暮らしています。ヘミングウェイの「老人と海」の舞台になった町です。ここにはミュージシャンの友達が数人いて、彼らが家を紹介してくれました。
初めはあまり気が進まなかったコヒマル。
暮らしてみると、静かで、ハバナとは全く違って空気がきれいな片田舎の様な所です。かなり快適に過ごしています。
家の入口にはグアバの木があり、日々収穫してはジュースにする。
もうちょっと早い時期に引っ越してきてたら、マンゴー食べ放題だった。
夜は玄関前のポーチに座り、夜風が気持ち良すぎて、
ニワトリとヤギと隣人の声、風の音が聞こえる暮らしです。
朝早起きすると、やばい程に気持ちがいい。
一軒家なので、アパート等の建物に比べると、夕方にかけてコンクリートが熱を持つから暑い。その時間はエアコンをつけてシエスタです。
1階に大家のお父さんが住んで居て、その上にぴょこんと家が建っている。片方の隣は大家のお姉さんの家で、もう片方は大家の叔母さん。だからとても安心なの。
キッチンとリビングとベッドルームがあり、玄関の前は私専用のポーチ。家には玄関の扉を入れると8つも窓があるの。ベッドルームの窓の横にはバナナの木の葉が。ポーチの前は大きなマンゴーの木。
難を言えば、インターネットスポットがちょっと遠くて、徒歩13分。
ほぼ毎日歌手のルイシートとジェシー夫婦の家に行き、コーヒーを飲んで、1~2時間お話しする。時々ご飯をご馳走になる。ジェシーの料理はかなり、かなり美味しいの!
ピアニストのルイシンおじさんの家も近くて、時々行ってはいろんなお話しをする。
彼らの友達のホセが市場を案内してくれたり、釣りに連れて行ってくれたり。
私はかなりスペイン語をしゃべる様になったっぽい。
ルイシートとジェシーの家はいつも私たち隣人が気軽に行けるように家と心の扉が空いていて、いつも適当に勝手に行く。孤独は感じないし、とてもよくしてもらってる。
自分の家に帰ると、窓を開け放ち、風を通す。
ポーチに座って星を見ながら静かに風の音を聞く。
こんな暮らしもあるんだなと。
こうやってキューバ人の中に入って暮らしていると、色んな事を感じたり考えたり。何よりも、日本と対極の様なこの国で、こんな「経験」が出来て、元気に暮らしている事に感謝する。
今日は蚊が出るので、バグドロップ塗りまくり、扇風機を回して蚊を飛ばしてる。
本当にいろんな経験をしている。
生きてるってすごいな、って、思う。