引っ越してきてもうすぐ3ヵ月。

部屋をすっきりキレイにするように心がけてるというか、挑戦してる。

元々は、不潔は嫌いだけど、整理整頓が苦手で片づけられない人だった。

最近、自分の家がすっきりしているのに、自分が驚く。凄くうれしい。

結局は経験と考える事だったと思う。この記事はそなれるまでの道のり。一人暮らしならではやり方だと思うけど、家族がいても参考になるアイデアは落ちているかも知れないよ。

19歳で一人暮らしを始めて、20歳でNYに行ったでしょ。

そもそも、どうして片づけられなかったというと、片づけ方を知らなかったのだと思う。

母が片づけられない人だったの。

NYに居た頃に日本に一時帰国すると、だいたい2週間実家に居るんだけど、そのうちの最初の5日くらいは掃除に明け暮れる。今考えるとそれでも掃除の仕方や片づけ方を知らなかったから「まし」にはなるが、片付くわけじゃない。

キッチンのガスコンロはドロドロ。

お風呂場なんて、カビだらけで最悪。マジひどいのよ。

 

反面教師とか言うので頑張ろうとしても、ある程度までしか行かないの。

不潔ではないが、整理整頓が出来ない。

テーブルの上が片付く事は殆どない。

1998年頃

結婚していた時も。沢山の物を持ちたがるし、がんばるんだけど机の上が完全すっきりという事はまずない。

それが、この3ヵ月、いつもではないが、6割から7割がた、こうなるようになった。

3ヵ月やれたので、もう大丈夫、だとは思う。

時々散らかるけど、片づけやすくなった。

 

こうなれたのは、いくつもの要因と経験があったからだと思うの。

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まずは、本やCD、写真はデータ化できるようになった。そういった物は家に殆どないのね。紙の本は全部データ化したか捨てた。

キューバに長期で行く時に1.5畳のトランクルームをかりた。1年後、持っている事、置いている事がお金だと感じ、ううううッもったいない・・・と思いながらも沢山の物を捨てて0.7畳のトランクルームに引越。

あと、これがかなり大きな要因なんだけど、この数年旅人生だったでしょ。スーツケースひとつ。その荷物+アルファで一度日本を出ると6か月は暮らせる事に気づいたの。

とはいえ、キューバは日本からかなり色々持って行かないと向こうで買えないのでキューバ長期の時はスーツケースは2つ。

使うものって、着る服って、靴って、そんなにいらないなと。頭で解っていても不安だったりでなかなかかわれないけど、実際に「仕方ない」状況で「経験」する事で、荷物が少なくても大丈夫なメンタリティになると言うか。

その頃から、物の少ないシンプルな暮らしが楽だと気付いてきたの。特に片付けが苦手な私は持っている事が散らかる原因。

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それと、私の旅生活の中で、色々な所でゲストハウスやドミトリーに滞在する。

自分が使った物はすぐに洗ったり、片づけなくちゃいけない。そうしない人がいたら実際に嫌だし、迷惑でしょ。共同生活のルールを考えながら自分なりに学んだの。

2014年頃から、NYに数か月居る時に利用していたシェアハウスは、ある会社がいくつもシェアハウスを経営していたの。リピーターで使っていた私は、ある時家賃の軽減で他の物件の掃除のお手伝いをする事になったの。5軒くらい受け持っていた。

結構どこも汚いし、片付いてないの。

それを毎週私が掃除するのよね。

どうしたら、みんながあまり汚さなくなったり、片づけられるか、凄く考えた。動線を考えながら、暮らす人の心理を考えながら、私なりに色々考えた。自分が楽をするためにも。

どうしてバスルームのカーテンが汚いか。←カーテンが長すぎるので水はけが悪くカビと気づき、カーテンを短く切った。

どうしてキッチンにいくつも洗剤やスポンジがあって、スポンジが水浸しか。気持ち悪いと思った。←チャイニーズテイクアウトののスープのカップがいっぱいあったから、そこに各人のスポンジと洗剤を入れるようにしたの。水浸しで気持ち悪くても、それはその人のものだし、カップ内での事。

他にもいろいろやった。

シェアハウスがきれいになって(キレイを持続させる事が出来る様になって)その会社の人たちも喜んでくれたよ。

その頃に作った動画が、これ。

この洗剤で掃除しまくった。
2度ぶきもしなくていいしね。

私が泊まっていたシェアハウスの物件にはこの洗剤を作って、キッチンを使った後はさっとひと拭きしてもらうようにした。

いくつかのルールも作るけど、動線を考えてルームメイトたちが出来るだけ、シンプルに、めんどくさくなく、簡単にキレイに出来るように。やってもらえるように。そういうシステムを考えて組み込んで行ったの。

以前ある人と仕事をしていた時に、私が色んなルールを作るから、自由にさせてくれと言われた事があった。私は自由そうに見えて、最低限のルールをとても大事にするの。ルールが無い方がやりにくいと思うから。彼女の言葉を尊重して自由にさせたら、とんでもない事になった。子供の様な勝手な「自由にさせてくれ」というのは、自由に伴う責任を理解してないので、まずその「責任」を理解させた方がいいと思う。そこにはある程度のルールが必要だと思う。

その後も、色々なゲストハウスに滞在するんだけど、嫌だなと思う事は色々で。例えば、シャワーの後に髪の毛が溜まったままだったり、洗面所のシンクがドライヤー使った後の髪の毛だらけだったり。そういうのを見ると、「育ちが悪いのかな。仕方ない」と思ってしまう。←いいかえれば、そう思われてしまうんだよね。

そういう「不快」をひとつひとつ見ながら、考えながら、一つ一つのこういう積み重ねが部屋を不潔で汚くするんだと。自分が実際に「不快」な気持ちになったら、「嫌だ」と思ったら、そうじゃないようにしようと。

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そして、あと、もうひとつ、すごく役に立ったのが、お馴染み「珍竹林」のママの家に滞在した事。

ママはとにかく掃除好き。

ご主人(社長)もキレイ好き。

ほんとに、見事に片付いた家なの。

 

社長は細かくいう事はまずない。

小まめに自分で洗い物もする。←私が気を遣ってやった時、洗った物の並べ方がわるかったのね。なんとなく、社長の性格から違うんだろうなと思って、「なんか違わない?ごめんねー」と私からいうと、「こうやるんだよ」と、自分のやり方を見せてくれた。これが、この家のやり方だな、社長の中のルールというか、と、とりあえず知る。

とにかく、文句ひとつ言わずに、うざい事ひとつ言わない。ただ、自分のやり方を静かにやっている姿を見て、こうしたらきれいになるんだという事を学んだと思う。その家にお世話になってるんだし、その家のやり方、を静かに見てた。

再度いうけど、とにかく、社長は文句も、うざい事も、こうしろとかも、何も言わない。

で、「しょーこ、ご飯食べたか?」とさりげなく聞いてくれる。聞く前には、実は私のご飯はすでに準備してくれてるの。

器が大きいんだろうね。

私は、社長の家で、お家をキレイにする、キレイな家で暮らす事を学んだと思うよ。

 

自分の実家、自分の両親から学べなかった事をこの家で色々と学び、知り、盗み、穴埋めさせてもらえたと思ってる。ほんとに感謝してる。

そして、私の家は、結構キレイになった。

 

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言葉や、頭の中の理想では部屋はキレイにならなかった。

色々な人と暮らしたり、色々考えたり。

19歳から一人暮らしを始め、色んな経験をしながら、50歳手前で、やっと私の家がすっきりキレイになった。

一人暮らしを「制覇した感」がある。マジ。

ゲストハウスにしても、ママの家にしても、他人の中で暮らす事って大切だと思う。

 

今自分の家を見ながら、どんな高級マンションより、どんなお洒落な飾り物や高級家具より、部屋の中に物が少なくシンプルなのは気持ちいいし、掃除がとても楽だと思う。

ミニマリスト程になる必要はないと思うけど、物が少なくてシンプルなのは、なんだか豊かだなぁ、とも思う。

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お風呂場は床に何も置かない。掃除しやすいし乾きやすい。かかっているタオルはバスマット代わりに足ふきにして、お風呂を上がった後に例の洗剤をシュッとして、お風呂場の壁や床を拭くいてベランダに干す。体を洗うタオルは洗濯してベランダに干す。拭くと乾きが早いし、水垢もつきにくく石鹸カスもなくキレイになる。

 

 

椅子やたらいは使用後に例の洗剤でササッと洗って、ひっかけて乾燥させる。

菌が嫌いだから、とにかく、乾かす。←母からの反面教師というか、本当に嫌だったんだと思う。

家も、物も、キレイにして使うと凄く長持ちする。

梅雨はどんな感じになるか、どうするか、考え中。

寝室は旅館みたいに何もない事を目指した。布団を上げたらすっきりです。

あ、右端のライトは19歳の時に、2歳上の友達だったあきみちゃんが、引っ越し祝いにくれたのよ。

とにかく、物が少ないと、暮らしやすい。

掃除しやすい。

一人暮らし、超サイコー(∩´∀`)∩ にやっとできた。一人暮らし始めてから、30年かかった。