昨日のドリーン・バーチューの記事、結構反響があり、考えさせられました。
私は思うんです。
ドリーン・バーチューも、オウム真理教も、サンテリアも、色んな新興宗教も、入り口やスタイルがちょっと違うだけで、そんなに変わらない。と。
去年の春、オウムの事を調べまくってた。
お花畑であり真面目に修行をしているらしいあるスピリチュアル系の人とのいざこざと疑問から、はっとして、調べていたの。
とても似てるな。と。
入り口やスタイルが違うだけで、凄く似てるなと。
それは、サンテリアに傾倒している前の彼を見てても思った。
サンテリアって、キューバでのブードゥーみたいな感じ。ブードゥーはハイチだけど、ほとんど同じだと思う。
以前、ヤングリヴィングをやっていた頃に、ある私が関わっていた人たち、やばいな。って思った。
宇宙がどうしたとか、宇宙が言うからとか言って、オイルを使って凄いことやってた。ぶっ飛んでた。LSDでぶっ飛びたい人たちと変わらないな、と思った。
そんな事やってたら危ないよ。ブチ切れた。すごい勢いで警鐘を鳴らした。
でも、彼らに傾倒している人たちは、私がおかしいとか、波動が低いからとか、馬鹿にしたような事を言われたり。完全にイカレテルと思った。でも、彼らは私が波動が低くてイカレてると思っていたと思う。
私たちが言う所の「スピリチュアル」はドリーン・バーチューの言葉で言えばNEW AGEの様だ。
ビートルズもスティーブジョブズも、ニューエイジの思想を追った人たち。
ジョンレノンやスティーブジョブズは私の解る範囲だけど、どちらも幼少時期に難しい家族のバックグランドがあったと思う。
1960~70年代、ニューエイジの人達はインスタントに至高体験ができるからか、LSDをよく使って居た様だ。
オウムはLSDを使っていたらしい。
サンテリアやブードゥーは太鼓や踊りでトランス状態に入っていく。
NY時代。20歳の頃。
私はジャンキーの友達が何人も居た。
マリファナを日常的に吸い、マジックマッシュルームやLSDがどれ程素晴らしいか、よく語ってくれた。
マリファナの煙に包まれていても、「いらない」というと、彼らは強要しない。コカインとマリファナは試した事があるがお金を使って、リスクを冒してまでやるほどのものでは無いと、私は思った。
マッシュルームとLSDは試した事はない。
当時、彼らは、女優のシャーリーマックレーンの著書にはまっていた。いわゆるニューエイジ思想。
そう、日本ではスピリチュアル。
ゲリーさんも年代的に、元はバリバリのニューエイジ系じゃないかと思う。
アロマのロバートティスランドも元はニューエイジ系でその昔コミューンに入っていたらしい。彼も年代的に、そういう時代の人。
私がオウムを調べるきっかけになった彼女は、修行をしているという。
オウムの人達も、「修行だ!修行だ!」とやっていた。
ヨガに傾倒して行った片岡鶴太郎は、それだけヨガの修行をして立派なのか。素晴らしい人間になるのか?彼の顏や目、言動を聞いていると、気持ち悪くて仕方がない。
LSDは「修行」というプロセスを飛ばし、インスタントに至高「体験」が出来る、「らしい」。
宇宙、神?
何かに繋がりたいとか、近づきたいのかもしれない。
私もそんな風に思ってた。
色んな事に手を出した。
怖い目にも遭った。
今生きている、現世が、辛かったんだと思う。
生き辛いここ、じゃない、どこかにもっといいところがあるのかもと。
でも、結局、現世を受け入れる、それ以外に方法は無かったと思う。
今は、まぁ、適当に、いい感じ。
かなりいいとかじゃない。
生きている事、生まれてきた事。感謝している。
考えると、色々やな事もあるけど、まぁ、適当に、いいと思う。
以前は自分といる事が苦痛だった。
今は、自分といる事が心地いいというか。
もしかしたら、それだけの事なのかもしれない。
自分や現世が受け入れられないから、スピリチュアルの、目に見えない世界に希望を持ち、追い求めるのかもしれない。
人生において、何も問題が無い人はスピにはまらない。
ジョンレノンも、スティーブジョブズも、私の父も、江原啓之も、多分ゲリーヤングも、ドリーンバーチューも、色々問題があったからスピリチュアル(ニューエイジ)に傾倒して行ったんだと思う。
オウムの動画をかなり見てた頃、彼らの多くが一見普通に見える家庭の中でも、いろんな問題、生き難さの様なものを感じ、良いとされる価値観を追いかけ、学歴などを手に入れ、すごくすごく努力したとも思う。それでも、埋まらない何かを抱えていたようだ。
「高次元」「アトランティス」「レムリア」「龍」
「チャネリング」「ヒーリング」「リーディング」
「インディゴチルドレン」「クリスタルチルドレン」「プレアデス」
「ドリーンバーチュー」「ゲリーヤング」「シータヒーリング」
「スピリチュアル」「ニューエイジ」に傾倒してない人たちには「それ何?」という単語だと思う。
もし、2つ以上、知っていたら、人の事は言えない。あなたが思っている以上に、もう足を突っ込んでる。
ドリーンのワークやスピリチュアルにはまった人たちの事をジャッジできないと思う。
スピリチュアル(ニューエイジ)に傾倒している事は、それはその人やその魂が特別な事でも素晴らしい事でもなく、自分の中に何か問題があるから、自分の人生に何か問題があるからだと自覚した方がいいと思う。
その自覚が無いと、どんどんはまるし、カモられる。
※シータヒーリングはアメリカでは詐欺として有罪判決を受けているそうです。