原液で使うか、希釈をするか。

ヤングを離れてからこれは結構テーマで、

ヤングリヴィングはエッセンシャルオイルを厚生労働省に「化粧品」で認可を取っているので「原液で塗布できる」ということが出来るの。

それはひとつのセールスポイントなのだとも思う。実際認可を取るのにはお金も手間もかかる。

実際、ゲリーはボトルのままそのまま原液をつけて使ってた。

私があるディストリビューターが個人でやっているレインドロップの講習を受けた時には、できればキャリアオイルを使わないほうがいいと言われたの。

レインドロップはタイム、オレガノ、バジル等々、かなり刺激の強いオイルを使う。始めた数か月は手の指の間がかぶれたり、痒くなったり。それでも「原液がいい」と信じていた私は頑なに原液で使ってた。

 

一般的なアロマセラピーではラベンダーとティーツリーくらいは原液でも大丈夫だけど他のオイルは原液塗布はしないようにという。

「香りを楽しむ程度なら希釈もいいけど、それじゃオイル効かないでしょ」と、思ってた。

 

そして、頑なに原液主義者だった。

レインドロップのような刺激の強いオイルを原液で使っている人たちの中にいたので、それでもたいして問題はなかった、とも思う。でも離れて、希釈派になってくると、あんなに刺激の強いオイルを原液で使う必要があるのかと考えると、よくわからない。

聖書のオイルを使うゴールデンドロップと言われるのはかなり刺激が強い。特にカッシアの原液はすごい。背中が腫れたりただれる人も時々いる。けど、「浄化が起こった」と言って喜んでいる人も少なくない。

私は彼らを「オイル使いの過激派」と呼んでいる。

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ヤングリヴィングを離れて、アロマシールドに移ったころから徐々に希釈をしてみる事にしたの。

最初は50%から。

で、アロマシールドを使っていた間に15~30%での使用が多くなった。

 

希釈しても、結構オイル効くじゃん。と思った。

希釈したほうが、精油が揮発しにくいので無駄なく使えるとも感じた。

 

でも、それじゃ、減らないので、売れない。

ましてや15mlのボトル。

マジ減らないので、売れない。

ガンガン使わせたいが、ガンガン使わせる事がいいことだとも思わない。

でも、まぁ、きままに、私一人がなんとか暮らせればいいので、その程度に売れればいい。

それよりも、私が海外放浪したり、キューバなんぞに長期滞在をしていても、私を信頼してみようと新しいお客様がぽつぽつと増えていってたの。ほんと、感謝。

 

今年から自分でオイルを選んで、ブレンドして、ラベルつけて、売ってる。

自分が作るから、どうやって使うのがいいかと、色々試す。

特に、どの位の希釈で使うといいかということはいろいろ試す。

 

オイルにもよるけど、だいたい、1~20%。多くのオイルは3~15%という感じで皆さんにお勧めしていると思う。

原液主義者だった人たちは、そんなに薄めたらオイルが効かないかもと心配になるとも思う。

私がそうだったからとてもよく解る。

 

原液がいいと「思い込んで」いると、その思い込みが完全に取れるまでに、2~5年位かかると思う。

原液主義者だった人には、まずは50%の希釈からお勧めする。

それで、「いいじゃん!」と感じてもらえたら、30%位の希釈に進んでもらう。

そして、1~20%で使う穏健派にシフトしていってもらいたい。

 

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時々、希釈をして使うようになったというメールやメッセージをいただく。

とても嬉しい。

 

オイルや用途によっては、濃い目に使った方がいいオイル(や時)もあると感じてる。

その辺りは、過激派だった人たちは「30%で使ってみて」と言っても、まったく気にしない。

 

だけど、一般的なアロマセラピーからの人は、30%は怖いと感じるかもと思う。

 

オイルがどの位体に負担をかけるのか、医者でもない私には解らない。

だから、少ない量で効果が感じられるのあれば、少ない量で(希釈して)使ってほしい。薄すぎかなと感じるんだったら、自分の責任で濃い目に使ってほしい。

 

私は、原液で使う事がいいことだとはあまり思わない。だから今、かなり時間はかかったけど、こうして希釈主義の穏健派になっているんだと思う。

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クリスタライズの立ち位置としては、原液主義の過激派から、希釈もいいじゃん、希釈しても大丈夫なのね、と、オイルや体を感じながら希釈をしていく穏健派に移行する道のりの、水戸黄門じゃないけど、ご老公様のような。旅の道連れというか。私が船頭だけど。

 

で、気付いたら、希釈派になってしまっていても、なんか今も一緒に旅してるというか。

ありがたい。