会員サイトの方で「感情のあぶり出し」の事がちらっと出て来て、改めて「感情のあぶり出し」について考えてみた・・・。

私がヤングリヴィングのオイルを使い始めたのは2009年位だったと思う。「つきあい」の様なもので全くエッセンシャルオイルやアロマセラピーに興味がなかったから「どうやって使おうか」ってなって、「世界最高品質で原液で塗って良いというし、飲める」というので手元にあるオイルを適当に原液で塗ってみる事にしたの。

エッセンシャルオイルを使いだして10年。今では「世界最高品質で原液で塗って良いというし、飲める」というのは、妄信的でおかしなことだとは思う。

とはいえ、オイルを塗って細胞の中から感情や過去の忘れていたはずの記憶が浮き上がるような事が起きたのは、原液であれだけの量を塗ったからだとは思う。

感情があぶりだされるという表現は誰がしたんだろう・・・。私か?かもしれない。

ヤングリヴィングのユーザーでエッセンシャルオイルが細胞の中に残る感情や記憶に作用すると言い出したのは、私だ。アメリカの会員にはいただろうか・・・それはよく解らない。でも、日本では私が最初だと思う。

忘れていた、忘れようとしていた過去の出来事。それが浮かび上がってくるの。自分の中ではもうどうでもいいと思っていた事や、蓋をしてしまった事。自分の中で無かったようになってしまったことが、オイルを使うと何故か浮かび上がってきてた。

それは殆どが、ネガティブな出来事や感情。自分にとって嫌な出来事や感情。

多分、それらを抑え込んできたり、我慢したり、押し殺してきたりしてきた感情が絡んでいたりする。問題は、そうしてしまった自分の弱さやずるさ、無知さがそれらの奥にあったり。

例えば自分の事が嫌いだと思っているとする。まぁ、育った来た中で色んな理不尽なような事があると、人って歪む。否定的な扱いを受けてきたら、歪む。それをそうだと思って、受け入れていたとしても、そういう扱いを受けて育つと自分の意識とは別の所で、もっと奥の方で、その人自身を縺れさせたり、歪ませたりしている。

そういった歪から出来た、というか、歪の原因というか、そういう過程で生まれ育ったネガティブな考えや感情。良い人でありたいという理想とは違う部分。弱さやずるさ、嫉妬、自己憐憫の奥にあるもの・・・。

そういったものが浮かび上がってくることを「あぶり出し」という風にあの頃言ったんだと思う。

もう消えているはず。消しているはず。外からは見えないもの。

それらが浮かび上がってくると、いい人でありたいとかの自分の理想と自分の中にあるもののギャップがその人を苦しめる。自分の見たくない部分との向かい合い。

言い換えれば、そういう物を整理整頓、掃除が出来れば、「あぶり出し」は起きなくなる。

 

なぜだか、いまだによく解らないけど、ヤングのオイルはそういうあぶり出しがよく起こっていた。それが起こるのはブレンドの場合が多くて、ブレンドによっても起こりやすいものと起こりにくいもの、起こらないものがあった。

あの頃に感じていた問題は、それを解決する術やそういったスキルを持った人が居なかった。

整理整頓する術がなかった。

ただ、押し入れや引き出しの奥からわさわさっと出て来て、見たくないものでとっ散らかる。はじめは「え?こんな感情があったの?」。これでもか、これでもかと、色んな事が出て来て、それが一向に片付かず、解決できないままで苦しい日々が続いたの。何カ月も。

どうやったらそこから抜けられるのだろう、解決や整理が出来るのだろう。と、しているうちに、色んなスピリチュアル系のヒーラーと言っている人たち、特にヤングのオイルを使っているヒーラーたちと関わる様になる。

でも、解決できた人は少ないと思う。いるのだろうか・・・。

 

解決したと思っている人の多くは、私のいう所の「アナザーワールド」に行ってしまって、解決したつもりになって、楽しそうにお花畑でお花を摘んだりしている気がする。スピ系やヤングを信じ切って伝道者になっていたりする人もいる。

妄信的にヤングを信じていたり、スピリチュアル系のヒーラーになっていたり・・・。そういう人たちに現実は通じない。

「あ、行っちゃった。仕方ない。楽しそうだし、いいんじゃない。」ととりあえず距離を置く。そういう時には何を言っても通じないし、時間がかかる。

感情のあぶり出しが起きてしまった時の対処法としては、そういうのもありかもしれない。

信じる者は救われるので、信じられるのならそれでいいし、信じ切って人生を生き切っても、信じられるのならいい。

クリスタライズにたどり着く人の多くが、ヤングやその他のスピ系や自己啓発に対して疑問を持ったり、疑問が頭を過ってしまうような人たちなんだと思う。

 

なんで、ヤングのオイルではそういう事(感情のあぶり出し)が起こっていたのか・・・。

ひとつは、使う側の期待もあるじゃないかと。何が起こるか解らないにしても、感情の事やスピリチュアル系な事への何らかの期待を持っている人・・・は、心の奥に何かがある人、何か重たいものが。そういう人たちの期待に反応してしまうんじゃないかと。

オイルが反応をしているというより、オイルがきっかけでその人の中の物に反応しているんじゃないか。

本人の意識では気づかない何か深い所でそれが起こるというか。

 

クリスタライズ印のオイルの販売を始めた時に、あぶり出しの様な事が起きた人も少なからずいた。あぶり出しというより、扉が開いたり、浮き上がってきたという感じで、ヤングの時の様な苦しい感じではないとは思うけど、ちょっと焦った。

だけど、そこが他のヒーラーやアロマ屋が持っていないクリスタライズが持っている何かを感じて惹かれてくる人たちの中にある、期待でもあるのだとは思う。

感情の整理整頓は簡単なものじゃない。

整理整頓をして手放していく。理解をして手放していく。それはオイルが自動的にやってくれるものではなく、「人」の作業。

あぶり出しがおきても、それはただその人の中にあるものであって、怖がるものでもない。でも、自分の中に見たくいないものがある人にとっては怖いというか、嫌なものかもしれない。クリスタライズでの感情解放の作業は、人(私)の力とテクニックで様子をみながらオイルを使いながら感情(心)の扉を開ける。たまに様子を見ながら壊す。様子を見ながら。

そしてオイルとその人のきづきと理解力で感情を解放する。再構築もする。その両方でオイルが役立つ。

クリスタライズにとってオイルは重要なサポートのツール。ツールでしかないんだ。だけど、オイルがあるからやれる。