このまえ、「どうしたら、人と比べず、独自の道を勧めるんですか」と聞かれた。
意外思うかもしれないけど、私こそ、人と比べて、劣等感だらけの人だったの。
徒競走でも、誰かが走っていると、もう気持ちで負けてしまうの。競争することが苦手なの。苦しい。
中学生の時に、そういう自分の精神的な弱点に気づいたの。
人がやっている事をすると、競争が起きてしまう。相手はそう思ってなくても、私の中でそういう気持ちが起きる事もあるんだよね。だから人がやっている事に私は努力をしないという事にしたの。努力して負けると悔しいでしょ。
ただ、純粋に「好き」とか「面白い」と感じた事はまぁまぁやる。学生時代だと英作文と古文がそうだった。
例えば、聴く音楽は、中学生の頃からジャズを聴き始めた。当時はそんなモノ聴いている友達なんていないでしょ。
ニューヨークでジャズを歌っていた時、ニューヨークの日本人はジャズボーカルやってますという人はわんさかいる。結局比べられる。自分も比べて一喜一憂したり、焦ったり。世界中で日本人の私にしかできない事をやろうというのもあって、第二次世界大戦時代の歌のプロジェクト。そこにはライバルは居なかった。競争無いと比較的心が穏やかでいられる。
アロマも、ヤングリヴィングという大きなバケツの中で、やっぱり競い合う。きれいごと並べても、裏は結構えぐい人も多い。成績やタイトルが気にならないといえば嘘で、そういう世界や競争はあまり得意じゃない。辞めたのはいい潮時だったと思うわ。その中で、エッセンシャルオイルを使った感情解放。独自の使い方で独自の方向を作った。
スピリチュアル業界でも、完全に独自な観点とアプローチだと思う。
人がやらない事。人が気づかない事をやる。
連合軍捕虜の事も、キューバも結構そうだったと思います。
私以外の人が出来る事を私がやる必要はないし、やりたくないと思ってるの。
そこには競争も生まれる。で、私は焦る。苦しくなる。
とにかく、競争が苦手で、競争による精神的プレッシャーにかなり弱いんです。
なので、独自の道を作るか、隙間を見つけて抜け駆ける。
何十年もそうやって生きてきたら、こんな風になりました。