うちのご近所に、1931年に建ったすごく素敵な洋館がある。洋館だけど、和洋折衷で、和の部分もあるんです。

一度中を見せて頂いたんだけど、ほんと、まじで、素敵な家で、暖炉もあるんです。下関には昔英国領事館があったのですが、そこの人の出入りもあったらしく本格的な洋館なんです。

その家は、もともとは、今の持ち主の叔父さんの家で、ボロボロになっていたのをご主人がDIYでリノベーションをしていったそうです。で、私が住んでいる日本家屋の古民家、ここもその洋館の御主人が修理をしてきた家なんだそうです。

ご主人がいろいろ手を加えてくれて来たのですが、ここのもともとの持ち主も年を取りどうしようもなくなり、この家を手放すことになりました。その時に、この家とこの家の家主が持っていたこのあたりの土地と(8~10軒位かな)借家をただでいいから貰ってもらえないかと言われたそうですが、自分の家の管理だけで手いっぱいなのでお断りしたそうです。

それで、今の大家が貰ったのか、買ったのか。でも大家は大阪にいるし、この家には何の思いも無いようで、好きにしてくれとの事。ある意味、その洋館の御主人の方がこの家に愛着があるようです。

先日、うちの家の中を見た時に、スゴクうれしそうでした。漆喰をぬった壁、手作りワックスで木は潤い艶が出ています。白く塗ったキッチンを見て目を丸くして「明るくなった」と言っていました。

手伝えることがあれば何でも言ってくれと言ってくださり、シャワートイレの取り付けが解らないのでやってほしいとお願いしました。

今日はご主人がシャワートイレの取り付けをしてくれました。

 

で、
この家、ちょっと高台で、裏が山でしょ。今の季節はすごく涼しくて気持ちがいいんだけど、冬はどうなることやらです。古い日本家屋ですきま風も吹くだろう。いいさそれでも、何とかなるだろうと思いながらも、不安で不安で。

ガスはプロパンで、すごく高いの。だから、ガスファンヒーターは却下した。

灯油も今は18リットルで2000円くらい。車もないし、車が入れないし、坂もあるので自分で買ってくることは不可能。配達もどうなのかと。で、灯油も厳しいなと。エアコンという手もあるが、多分それでは足りない。あとは着込むか・・・・と、気合で冬を乗り切ろうと思っていました。

で、ご主人に薪ストーブの事を相談したら、お金がかからないで工事できる友人を探そうとなりました。

で、私が切った木の枝(結構太い)などで困っていたのですが、薪ストーブで燃やせると。私の山ではないのですが、切らないとやばい枝や木が結構あります。もうね、この辺りも高齢化や空き家が多くて、木を切ったりできる人もほとんどいなくなってしまい、木がわんさかで、誰かが切らないと、だけど、切る人がいないと、困っているんです。

自然を活用して暮らすこととか、いろんなことを教えてくれます。工具は何でもあるそうです。

ちなみに、ご主人は雨水をタンクにためてトイレなどで使っているそうです。

薪ストーブが入れられたら、凄くうれしいです。私にとっての、新しい経験になります。そうなれば、またいろんなことを考えたり、気付いたりするのかもしれません。

この家に来て、色んなことを経験しています。特に、自然と暮らす。とか、自然の恵み、とか。自然の強さ、とか。自然の大変さ、とか。町の中なんだけどね。あと、日本家屋とか、昔の日本の暮らしとか、そういう事もいろいろ考えたり、経験出来たり。

この家の暮らし、大変だけど、どんどん楽しくなってきました。

薪ストーブ。煙突掃除とか面倒だけど、そういうのも、きっと経験になって、何かに気づいたりするんだと思う。

設置出来たらいいな。いいな。いいな。

冬が待ち遠しい。