物価が上がってきてる感じです。仕入れは2~3割は上がっています。海外からのものはそれプラス円安ぶんで計4~5割上がってるのかもです。考えると怖いので考えないようにしたいのですが、考えないといけないです。

春に価格改定をしましたが、7月に再度10~15%値上げします。申し訳ないが、やらないといけないです。

2年ちょっと前。コロナが始まってから色々な変化があり、感情屋のクリスタライズとしてはちょっと気になり、LINEを使ってのお話会をしました。

申し込みは一人しかありませんでした。

その時に、「インフレが来ると思うからどうせ買う物(必要なもの)はその前にさっさと買っておいた方がいいかも」という事をお伝えしました。

うちは、テレビは無いので、地上波とかのニュースは殆ど見ません。特にロシアとウクライナの事が起きてからは日本のそういったニュースは殆ど見ません。というのも、数年前にベネズエラのニュースを英語、スペイン語、日本語で追ってみた時に、メディア報道ってそれぞれの何らかの都合で、それぞれの立場にとって都合がよさげな事をいって、見ている人の考えを与える情報で操作しようとしてるのかも、と感じたんです。

で、日本のメディアって、自分がないというか。酷いものだと思いました。ベネズエラ大使が行った記者会見(私は動画で全部見た)を記事にした某大手新聞(経済新聞だったかも)は、どうしたらそんな風になるんだろう、どうしてこんな風に報道するんだろうと、ちょっと腹も立ちましたが、きっとそうせざるを得ない何かがあるのだろうと思い、ニュースは殆ど見ないし、信じなくなりました。特に日本のニュースはあまり見ません。

なので、ロシアとウクライナの事は、ロシア語もわからないし、キリル文字も解らないので、わたしは、よくわかりません。みんなも、よくわからないのに、何が正しいとか、思いこませてくれる報道は、すごいと思っちゃいます。

で、何が正しいとか思いこんでいる人が、正義感をもって語ってくれます。そう云うのを聞くと嫌な気分になるので、なるべくスルーします。私は日々の自分の暮らしで精いっぱい。エネルギーや穀物が高くなってきていて、それもロシアとウクライナの事が関係すると言っていますが、そうかもしれませんが、それだけではないとも思います。

だからといって、何ができるわけでもなく、エネルギーが上がったら、節エネを心掛け、物価が上がっても、私にどうすることもできません。とりあえず、畑始めましたw。

ニュースを見ないといっても、アメリカの日本語放送の、週刊ニュースをネットで見ています。アメリカのABCニュースが大きく報じた項目をお伝えしてくれます。アメリカのニュースは信用できるのか?ですが、信用ではなく、参考です。

特にこの2年間、コロナが始まってからは欠かさず見ています。最近気になるのは、銃乱射事件が結構増えているというのと、ガソリンが高騰しているというニュースです。あと、物価上昇とかも気にしてみています。

アメリカはガロンというので、「1ガロン=3.785412リットル」だそうです。4リットル弱と覚えて暮らしていました。私が居たのは1989年から1999年ごろまで。ガソリンは1ガロン=1ドルちょっと、でした。レンタカーで満タンにしても「安っ!」と驚くほどでした。

アメリカのガソリン価格の推移は、この表が見やすかったす。

それが今は全米平均が5ドル台になったそうで、州によっては6ドルを超えているそうです(カルフォルニアとかが高いそうです)。私が居た頃の5倍くらいという事になります。

6ドルで考えてみます。
今日は135円とかになったのでそれで計算してみます。

すると、1リットルは214円となりました。
アメリカは車社会で、車がないとどうしようもない場所が多いです。もともと、車ありきで、町がつくられているのかもです。ガソリン安かったので、燃費も気にするほどではなかったでしょうが、今では日本より高いという事になります。

とはいえ、賃金も上がってはいます。
が、日本は、賃金が上がりません。

先日、38歳の女子と話していたら「せいなちゃん!日本、40年賃金が上がってないのよ」と言いました。彼女は38歳なので、生まれてからずっとという事になります。

でね、数年前に、ふと。
日本は賃金上がるはずはないかもなと。
40年以上前、私が小学生くらいまでは、春闘とか、ストライキとか、そういうのがあって、電車が止まったりしていました。いつの間にか、そういうのが、日本ではなくなったように感じますが、海外を旅していると、そういう事に出くわします。20年くらい前に行ったインドでも、そういう事に出くわし、動けなくてある村に数日いました。航空会社でも時々そういうアナウンスを見ます。

「労働組合」とかいうのが、昔は当たり前にあったように感じます。今はどうなんだろう。労働組合の事より、ブラックとか、そういうことをよく聞くんだけど、そういうのこそ、労働組合で改善とか戦ったりとかするんじゃないかとも思ったり。

アメリカでは、多分今も機能しているんじゃないかな。私は色んな縁でニューヨークのミュージシャンの労働組合の人と関わることがありました。ミュージシャンの最低賃金を上げるためにいろいろ、かなり、頑張っていました。

友人の旦那さんがエンジニアなんですが、エンジニアもいくつかの労働組合があるみたいなことを聞いた記憶があります。

多分、昔は日本も労働者と企業とかが闘って、賃金上がって、全体の賃金上昇につながっていたんじゃないかと、思うんです。今の日本は、闘わないし、国が最低賃金をちびっと上げてくれるのを待っている感じもします。

で、賃金が上がらないことを国や政治のせいにしちゃったり。とか。
日本って、すごく残念なことに、誰かのせいにしてしまう人が多くなった国なきもします。時々思うんです。自由や民主主義をはき違えてしまった感じというか。とはいえ、私は民主主義って結局は民に自分で考えさせてるように見せて、情報でコントロールしてるんじゃないかと思うんです。

で、そんな日本なので、インフレに並行して賃金が上がることは、非常に難しいんじゃないかと思います。戦う事がいい事か悪い事かはわかりませんが、戦う事で、勝ち取る、みたいなものって、やっぱりあって。戦わないのであれば、勝ち取れることはなく、供給を待つというか。

でね。わたし、思うんです。
日本って、まぁまぁ、社会主義な国だなぁと。「社会主義」というと、イメージ的に良くないと感じるかもしれませんが、日本ってまぁまぁ社会主義で、コクミンはそれが好きなんじゃないかと思うんです。キューバにいると、社会主義の国をなんとなく経験したわけですが、別になんでもなく、日本よりもうちょっとルールというか枠が色々あるかもとは思いました。でも、日本人には別にたいして違和感ないかもで、人によっては個人主義とかいわれるアメリカの方が違和感あるかもです。

とはいえ、多くのキューバ人にはかなり窮屈かもしれませんし、それが好きな人たちもいます。この辺りになると、個々で違うので何とも言えません。

ヨガの理沙ちゃん、覚えてる?彼女はソ連崩壊後のロシアに留学してたんです。「日本ってまぁまぁ社会主義だよね」と言うと、彼女の大学時代の東ヨーロッパ帰りの教授もそう云っただそうです。

社会主義が悪い感じがするのも、メディアの情報のせいかもしれません。どちらもいいとこと、わるいとこ、ある気がします。日本は一応、資本主義で、民主主義みたいです。でも、国民性は社会主義があっているようにも感じます。で、私と理沙ちゃんは、その狭間で、自分に合った生き方を適当にやってていこうとしているように思います。

いま日本で起きている、これから起こるかもなのは、インフレじゃなくて、スタグフレーションという現象だそうで、

景気が良くならずに、物価が上がる事だそうです。賃金も上がりません。

怖いですね。でも、そんな時代で、そうなったのは、国のせいだけではなく、私たちが戦う事をしなくなったからかもです。戦わなくても生きていける時代だっただけなのかもです。

もう、今更、戦えないかもです。戦い方も知らないかもです。

それぞれが自分の中に新しい価値観を築いて、生きていく。そうやって生きていけると、まぁまぁ幸せになれるのかもしれません。

ある意味個人主義だし、ある意味社会主義。そういう生き方を「選択」できるのは民主主義とかで、自由がある程度あるからかもです。

わからんですけどね。半分世捨て人みたいな私に言われてもな、だよね。

今日はちょっと長くなりましたが。
時代の変化の中で、価値観を転換し、幸せになってほしいと思うんです。とはいえ、なにを「幸せ」と感じるかも、それぞれだし、感情の事が整理できてないと、何があっても幸せとか充足感とか、安心(心の平安)を感じられないかもとか、思ったりもします。

うちは、7がつに、値上げです。

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写真は家の前の自生してるっぽい野の花。