なんでこんな暮らしを始めたのか・・・。

流れが、そんな「気」がして、流されるようにというか、委ねるというか。

今年は、猫たちのこともあり、仕事場にしていた増築の部分じゃなく、古民家の部分で寝起きをした。

増築の部屋は、床に板を敷き、去年はビニールクロスを剥がして、漆喰を塗った。すごく空気感やにおいが変わって、よかった・・・けど、今年古民家の部分で寝起きをしてみて、古い日本家屋の良さを改めて感じた。

「古い日本家屋」と、「古い」という形容詞をつけたのは、新し目の日本家屋は、多分素材や作りが違うと思う。

古いこの家は、壁は土壁。部分的にモルタルをだったけど、モルタルはカビが生えたり、熱を蓄えたりで、すごく良くないので、漆喰を塗りまくった。すると、空気感や暑さ、臭いが変わった。料理をした後も、においがなくなっていくの。

うちの障子は、ボロボロだったので、プラダンをはった。そこは、自然素材じゃないけど、猫がいるから、結果それでよかったとは思う。

近所の古民家の解体の際にもらってきた雪見障子は、下の部分を上にあげる事ができるから、紙の障子にしてる。

窓は半分くらいがアルミサッシになってるけど、木枠の窓もある。

プラスチックの容器もほとんど使わないようになった。サランラップも。保存の容器はガラスの瓶を使ってる。

電子レンジも使わないようにしてる。だからご飯は一回分だけを炊くの。ダイソーのダッチオーブンだと0.5合でも美味しく炊ける。

電子ケトルも使ってるし、電気のエスプレッソマシンも使ってる。出来ることから少しずつ変えていった。

ほぼ毎日、庭で土や植物に触れ、自然の循環でできた野菜を食べる。

虫の音や、鳥の声、風の音を聞く。

なんの因果か・・・猫と暮らし始めたことも、自然というか、目に見えないものを感じ取ることにつながってる。猫が出す波動は、なんか、いいよ。

ここに越してきて、3年半。2年までは、もう泣きっぱなしというか、本当に、思ってもないほどに次から次に問題がいっぱいだった。けど、3年経ったら、この暮らしがとても好きになった。

できれば、もう、街の中の暮らし、コンクリートの暮らしに戻りたくはない。

こんな暮らしをしていると・・・。

純化というか、していくのを感じる。

もともと、本当は、人間も自然の中の一部というか。その循環の一部で地球で生かされている。

なんて言いながらも、どうしてこんな暮らしを始めてしまったのか、飛び込んだのか、よくわからない。

いつも、よくわからないままに、「そんな気」がして、飛び込む。

多くの人が、自分には出来ないというけど、やってみると・・・自然の循環の一部として、自然と暮らすことが、大変だけど、人間のあるべき姿で、自然な形なのかもとも思う。

そして、自然との暮らしは、スピリチュアルな感性が磨かれるように感じる。

幸せ

挑戦して欲しい。気づきや、得るものがいっぱいあると思う。

特に、自然素材で作られた、古い古民家。不便だけど、大切なことをいっぱい知れる。

縁があれば、物件にうっかり出会うと思うよ。私みたいにね。