今年の夏は、雨が少なく、暑さのせいもあり、野菜がうまく育たなかった。JAで野菜を買ったりもした。
私がやってる、菌ちゃん農法。夏の終わりに、夏の冠水方法のメルマガが届いた。
今年は、5種類のトマトを植えたが、まぁまぁちゃんと育ったのは、ダイソーの中玉トマト。イタリアのサンマルツァーノともう一個なんだっけかは、ブッシュ型と言っていたが、その意味がわからず、植えてみたら、高さ1メートルくらいで、広がっていくのだと知り、まぁ失敗した。
中玉トマトは、ミニトマトよりちょっと大きい感じ。これが、畑作業をしているときにそのまま摘んで食べると、美味しい。
エネルギーが生きてるんだ。
夏は、日がさす午前に野菜を採って、水に茎をつける。
冷蔵庫に野菜を入れると、生命力がなくなるとか聞いたので、極力冷蔵庫に入れないようにしてる。
今年は、ジーアポットというのを作ってみた。
これが、結構いいんですよ。
夏、冷蔵庫に入れずに、出しておいた野菜は、翌日にはもうヨボヨボ。でも、このジーアポットに入れてると、野菜の種類やコンディションにもよるけど、1週間くらいヨボらない。
とはいえ、採れたての野菜の生命力は、ほんとにすごいよ。生きてる!
そんなものを食べていると、食べ物が持っている、生命力やエネルギーがなんとなくわかってくる。
現代の生活の中で、私たちは、基本的には、死んだものを食べてるように感じる。
以前から、ある友人が、「スーパーで買う野菜は、紙のようだ」と言ってた。
そうなのよ。スーパーで買ってきた野菜は、エネルギーがないというか、非常に薄いの。
最近は、お肉の消費がかなり減った。
食肉は、薬漬けというか、薬で太らせてるというか。昔ね、アメリカに住んでた頃、チキンを食べない方がいいという人がいた。太らせるためにホルモン剤を使ってるから、それを食べると、太るんだとか。
あとね、日本は、山が多くて、軟水でしょ。ミネラルが不足するんだって。それに加えて、お塩もミネラルが削られてるでしょ、だから、日本人は多分基本的にはミネラル不足なんだと思う。
お肉をあまり食べなくても、元気というか。今までは、お肉がないと、目が回る。
野菜の生命力、エネルギー、栄養価、ミネラルが違うのかもしれない。
食事をする前に、手を合わせて、心を鎮めて「いただきます」という。
自然の循環で出来たものが半分以上ある時は、エネルギーが澄んでるの。「半分以上」というのは、お米、小麦、ミルク、醤油、みそ、豆腐、納豆、それプラスアルファ買ってきた野菜やお肉とかあるでしょ。だから、完璧には無理だと感じる。
それでも、一つずつ、一歩ずつ、気がついて、やれることをやって、変えていくと、心と体が、すごく変わる。感性、感受性もかわる。
そして何よりも、「生きてる」命を頂いてると、実感し、それが体の中に入っていく。
多分だけど、体の中に入っても、まだ生きてる。
現代の私たちは、基本的には、死んだものを食べてるんだと思う。生きているものを食べることの方が難しいように感じる。
それでも、一品でも、素材の一つでも、「生きたもの」を食べていると、いろんなことに気づき始める。
もしかしたら、今までの、当たり前は、不自然で、ある意味では異常なことだったのかもと。その異常なことが、「当たり前」の世界だったと。
子供の頃、「宇宙食」というのに憧れた。今の添加物だらけの食べ物は、腐らず、日持ちもし、手軽で、「宇宙食」ってこんなものなのかな、って思うことがある。
命をいただく。
死んだ、すでに、殺された命ではなく、「生きた命」をいただく。そのエネルギーが身体に入り、私に生命力を与えてくれる。
するとね・・・生きてるだけで、食事をするたびに、感謝が湧いてくるように・・・なる。
ほんとだよ。