アロマセラピーで使用するエッセンシャルオイルは、心・体・脳・細胞に作用し、古い記憶や感情の解放をサポートします

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.エッセンシャルオイルの細胞へのアプローチ.

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エッセンシャルオイル→「肌→細胞→記憶」
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一般的にはアロマセラピーは「香り(嗅覚)→脳→肉体」へと作用すると言われています。しかし、エッセンシャルオイルを使っていくに従い、香りから脳への作用だけではな、「肌→細胞→記憶」への作用が起こる事に気付きました。

私がエッセンシャルオイルを使い始めた頃に面白い事が起きました。当初はヤングリヴィングのオイルを使っていました。グレードの高いオイルだから直接塗布をしても大丈夫と言われ何の疑問持たずに気になる場所にオイルを塗りました。オイルをたっぷり使った日は眠りが深く、長くなってきました。そしてとても多くの夢を見るようになりました。その夢の多くは過去にあった出来事に由来していました。もう忘れていたはずの出来事や忘れていた人々が夢に出てくるようになりました。記憶の断片が浮かび上がってくるようでした。まるで自分自身の過去があぶり出されるかのように。普段暮らしている自分はすっかり忘れてしまっていた事ばかりなのです。

こうしてエッセンシャルオイルの情解放の可能性の扉を開きました。

浮かび上がった感情は、自分が封じ込めた感情や、自分が蓄えたもうすっかり忘れたつもりの感情、自分が見たくない蓋をしていた自分の嫌な部分もありました。浮かび上がった感情は眠っている間に抜けていくものもあれば、目覚めた後も重たく残る感情もあり昔の苦しい感情を再体験するようでした。「細胞の中にある古い記憶や感情がオイルによってあぶり出された」という感じでした。

しかし、この感情のあぶり出しは本当に苦しく私の場合は、3か月以上苦しい状態が続く事もありました。自分の中に溜まっていたネガティブな感情が浮き上がったまま、嫌な自分と日々を暮らさなくてはならず、どうしたらこの状態から抜けられるのか、それが大きな課題でした。

ある時期からエッセンシャルオイルを使ったトリートメントを行うようになりました。沢山の方に施術をしていくうちに、体を触る事で様々な感情や過去の記憶といった情報を感じ取っているように感じ、初めは半信半疑で感じ取っと情報をクライアントに聞きました。すると、現在、もしくは過去にそのような思考を持っていた事がわかりました。それは足や背中、その他様々な場所から読み取る事が出来ました。一つ一つの体験や経験が体の中にあり、それは細胞に蓄積された情報のように感じました。また先祖から受け継いだ感情や思考の情報も細胞の中に引き継がれているように感じ取る事がありました。

「感情」というものはとても複雑で、今の感情や思考パターンは今起こったのではなく、どこからどうしてこうなったのか、蓄積された経験によりつくられる、過去に組み込まれてしまったパターンがある事に気づきました。


刷り込まれた思考パターン

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例えば、どうして自分を責めるのか。
その人は子供の頃から何かがあると責められてきたのかもしれません。子供にとって親や家族は唯一の社会です。その中で自分が認められずに、耳を傾けてもらえず、「お前が悪い」と言われてきたとしたら、何か物事が上手くいかなかった時などに自分を責めるのかもしれません。そういったパターンを持っていると自分を認める事も難しいですし、とっさに自己防衛をする為に言い訳をする事もあります。

また、親が厳しかったり、聞く耳を持ってくれなかったり、忙しかったりすると、自分の言葉や気持ちを表現できなくなるケースもあり、自分がどう感じているのかすら解らなくなくなっている人が多くいることに気づきました。また「価値観」の基盤は両親や家庭によって培われ、もしくは刷り込まれて行きます。

学校や成人してからの社会の枠組みの中でも私達は「常識」や「価値観」を身につけて行きます。そういった「常識」や「価値観」はその限られた社会の中で作られたものでもあります。

価値観や常識といった「枠」の中で抑えつけられ、また自分自身で抑えつけ、その中で苦しみ、自分らしく生きる方法を見失った人達が多くいる事を知りました。「抑えつけられた感情」は自分への否定感や新しい行動への障害にもなり、生きる上でその人を混乱(葛藤)させたり、足かせとなっている場合も少なくありません。

苦しんでいるその感情には、多くの場合その感情を生み出す要因が過去にあり、感情は細胞や脳に閉じ込められていると考えました。

 


エッセンシャルオイルの細胞への作用

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では、エッセンシャルオイルがどのように細胞に届きどのような働きをするのか、アロマセラピーの文献から引用します。

「細胞膜を通過したエッセンシャルオイルは、血液や組織全体に拡散するという独特の性質をもっています。エッセンシャルオイル特有の脂溶性の構造が、人体の細胞膜のつくりと非常によく似ているうえに、その分子は比較的小さく、細胞に浸透しやすくなっています。

エッセンシャルオイルは細胞組織に急速に浸透することが可能な化学構造をもっているため、血液や組織に速やかに行きわたり、細胞のはたらきを高めます。多くの患者に用いてきた私の経験から、エッセンシャルオイルには強力な生命の力が凝縮されていて、人体の細胞の間の情報の伝達や相互作用を高めるすばらしい能力をもっていることが明らかになっています。

さらに、エッセンシャルオイルの化学構造は、人体の細胞や組織の構造に似ているため、人体をつくるタンパク質と融和し、容易に体内に取り入れられます。

エッセンシャルオイルは、細胞や血液を浄化します。」

「エッセンシャルオイル総合医学ガイド」 ゲリー・ヤング


「精油は生理的に活性で、その脂溶性によって細胞に到達し、体内で代謝される化学物質で構成されています。

いったん精油成分が表皮を透過して、真皮として知られるリンパ、血管、神経、汗・皮脂腺、小胞、膠原質、線維芽細胞、肥満細胞、弾力素などからなる複合体に入ると、透過した分子は循環血流によって運ばれ、身体中の各細胞に広がります。」

「プロフェッショナルのためのアロマテラピー」シャーリー・プライス / リン・プライス


細胞と遺伝子

細胞には外からの信号(シグナル)を受け取るレセプター、つまり外部からの刺激に反応する受信機の役割をする組織があります。・・・・このレセプターを活性化するシグナルはこれまで、ホルモン、ビタミン、たんぱく質などの分子や科学的薬品などの物質因子だけだと思われていたのですが、いま述べた、空気や波動、心や意識といった非物質因子もまた大きくかかわっていることが明らかになりつつあるのです。・・・

このことを三十年も前から、テーマにしてきた学者がいます。アメリカの細胞生物学者ブルース・リプトンという人物で、彼は一つひとつの細胞は独立した生き物であり、人間はその独自の生命体である細胞が六十兆個集まった生命の共同体であるという説を唱えています。そして、その細胞の働きをコントロールするのは心のエネルギーである思いや考え、意識や情熱といった非物質的な「環境」であり、それが細胞の働きを通して、遺伝子のスイッチを入れ、生体の働きに影響を与えるとともに、私たちの生き方や人生までも変えて行くとしています。・・・・「スイッチSWITCH」村上和雄著


 

アロマで行う感情解放は12~16週間のプログラムで行います。

またカウンセリングでも感情解放のアドバイスを行います。