クリスタライズ

ゲリーヤングさんの死去で改めて考えさせられた事のアクセスが日々多くあります。私もこの数日の間、昔のヤングリヴィングでの資料を改めて見返し、色々な事を考えていました。

幾人かのヤングリヴィングユーザーや元ユーザーから、ゲリーさんがお亡くなりになった時に長年の過剰摂取を一瞬疑ったというメッセージもいただきました。本当の事は、もちろん私には解りませんし、そういう風に思うと、色々な人たちがとても不安になると思うし、それを強く否定する人達もいると思う。

私が思う事は、以前から何度もお伝えしているように、

  • あれ程の量のエッセンシャルオイルを使う必要があるのか？
  • エッセンシャルオイルを原液で使う必要があるのか？
  • エッセンシャルオイルをそんなに飲む必要があるのか？

私の場合は、必要が無いと感じたから徐々に使い方を変えて行った。
でも、習慣となっていた、当たり前になっていた使い方を変えていく事は実は簡単じゃなかったの。とても時間がかかりました。

例えば、「世界最高品質」と謳い、「他のオイルじゃダメなのよ」と、ヤングを使っていた頃は、私も信じていたし、思い込んでいました。アロマシールドを使い始めた時に、あまりにもすっきりしていて、濁り感も無く、「これで大丈夫なの？」と、不安に思いながらも、キャンペーンなどを行い、使ってみてくださった方々からの声や協力を頂き、模索しながら始めました。

ヤングリヴィングのオイルにある独特なエグミや臭みは植物のすべての成分をしっかり抽出した結果なのだろうとも信じていました。でも、ローズを探した時に、いくつものローズを取り寄せ比べた時に、ヤングリヴィングの「世界最高品質」という謳い文句への疑問が確信に変わりました。

思い込んでいた。
無知だった。
ある意味、洗脳でもあったのかもしれないとも思う。

原液で使える：
レインドロップを習った時には、講師（ユーザー）から「原液で使う方がいい」と習った。「原液で使う事がいい」「原液で使った方がいい」と、私も思い込んでいたし、信じていました。

原液で使う事に慣れていた私は、まずは５０％程の希釈から始めました。「原液がいい」と言われてから、そう完全に信じ込んでいると、希釈をしてもちゃんと効くのか、不安に感じてしまいます。１５～５０％の希釈で使う期間が３～４年。希釈しても問題ないと納得し、今は５～１５％に希釈をして使っています。それでも一般的なアロマセラピストに言わせると危ないと言われますがこれも様子を見ながら、私なりに感じながら、見極めながら、減らせる部分は減らして行こうと思っています。

飲める：
植物添加物として認可されている。飲む事、飲める事が良い事だと思っていました。でも、むやみやたらに飲むことはよくありません。
※エッセンシャルオイルの飲用に関して｜ペパーミントでの胃痛

ヤングリヴィングを退会する時には、フランキンセンスやローズ、ルタヴァラ、ヴァラーを各２～３本買いました。手元に無くなる事、買えなくなる事が不安でした。結局それらのオイルは使い切ることなく、2～3年後には石鹸やお風呂にガンガン使い、使い切りました。ルタヴァラは香りがかなり独特なので1本そのまま今も置いていますが他は処分しました。無駄と言えば無駄ですが、不安なく離脱してしまう為の保険のようなもので、あれはあれで必要だったと私は思っています。今はヤングリヴィングのオイルに全く未練もありませんし、使いたいとは思いません。

自分がすっかり信じ込んでいたものへの疑問が始まり、それがほぼ確信になる時、人は不安になります。信じて、それを勧めて、それで金銭を得ていた場合、それを認めたくないという自分との葛藤もあるかもしれないし、それを認めたくないと思うかもしれない。私はヤングの世界は異様な世界でおかしいと思う。信じ切っている人達を被害者意識で責めたりしても仕方ない。みんな色々あるんです。特に妙なスピリチュアルにはまったり、疑問を持たずに信じ切ってしまう人達というか。私もそういう中の一人かもしれないし、そこに惹かれてはまった人も。

独自の道を勝手に行って、しっかりしてそうな私ですが、そんな私でも、ヤング製品やヤング的な使い方からの離脱には何年もかかりました。今も7割くらいの離脱で、3割はヤング的な使い方をしています。そこからさらに使い方を変えて行くのか、それとも今位の使い方を続けるのか、今の私にはまだ解りません。

細胞に働きかけるクリスタライズの感情解放はヤング的な使い方から偶発的に見つけ出した事でもあり、今も私は感情解放においてはヤング的な使い方を一部では勧めています。感情解放では結構な量のオイルを使う為、感情解放を行う期間（感情解放コース）は出来るだけ効率的に、期間を定めて感情解放の作業に取り組むように努めています。

ゲリーさんのご冥福はお祈りしています。

でも、私たちは考えた方がいいと思うんです。あんなに沢山オイルを使う必要があるのか無いのか、まずそれをよくよく考え、自分で感じて、自分で考えて、使い方を選択していく事がとても大事なんじゃないかと思います。