先日の全自動コーヒーマシンは無事に売れました。
あのマシンを買った時に、アンケートに答えてもらえるコーヒー豆が1週間ほど前に送られてきたら袋に空気が入っていたので一緒には販売せず飲んでみました。MusettiというブランドでROSAという豆でした。
ら、美味しいんですよ。
味に厚みがあるの。
普段私たちが飲むコーヒーの多くはアラビカ種というもので、イタリアのエスプレッソにはロブスタ種が最低25%から多くて50%ブレンドされているそうです。このROSAという豆はアラビカ種60%、ロブスタ種40%でブレンドされているそうです。
わたしの調べによると、ロブスタ種というのはアラビカ種に比べ害虫に強く、育てる気候や環境もアラビカ種の様に難しくなく、インスタントコーヒーや缶コーヒーに使われる、安い、あまり良くないといわれる豆です。生豆を焙煎してみた人が、そのままで飲むとよくないけど、ブレンドすると驚いたと言う感じの書き込みが2つほどありました。
気になって仕方がありません。
気になったら試してみないと気が済みません。
ロブスタ種はアラビカ種に比べてかなり安いんですが、あまり安く売ってないお店が多いので、探しに探しました。
今年はコーヒー豆が高騰しているので、なかなかどこも高いんです。私が愛飲しているコロンビアのスプレモは2年前は1キロ700円弱だったのが、今は1000円を超えています。
やっと見つけたベトナムの安いロブスタ。3キロで1000円弱。九州までの送料の方が高い。
数日前に届いたので開けてみると、汚いのよ。
粒もバラバラ。
そうは説明にあるけど、結構驚いた。
ピッキングと言って、悪い豆をより分けて、気持ち悪いからしっかり水で洗ってみました。浮いてくる豆も捨てます。
豆の粒などなどの事情で均等に焙煎できないのでシティローストとフルシティローストあたりで煎り止め。2爆ぜ(2回目のパチパチいう)あたりです。
いつものブレンド(コロンビアスプレモ+ブラジルショコラ)に25%ほどこのロブスタをブレンドしてみました。
味に厚みが出た気がします。多分出ました。驚きました。
GAGGIAのサイトの「イタリアのコーヒー文化について」を参考にしました。
本来、イタリアンエスプレッソの焼き具合は「シティ」又は「フルシティ」が基準となります。焙煎した豆の色はブラウン~こげ茶で、「イタリアンロースト」のような黒い色をした豆は見当たりません。シアトル系では焙煎した豆の色はほぼ黒色です。アラビカ豆は酸味が強いため、酸味を抑えるために強い焙煎で対応しています。
アメリカから入ってきた、スタバやタリーズなどは「シアトル系」になると思います。シアトル系は好きじゃありません。上記のサイトを見て、なるほどでした。
私が2年前に感動したフグレンはノルウェーのオスロのコーヒー屋で、浅煎りのエスプレッソというかカプチーノでした。お店のバリスタ君はホンジュラス(中米)の豆と言っていた記憶が。この北欧系のコーヒーはサードウェーブ(第三波かな)と言われているそうです。
東京近郊の人は是非フグレン行ってみてください。
何を血迷ったか、買ってしまった全自動のエスプレッソマシン。結局すぐに売り、損失も出ましたが、いろんな事を勉強できた気でいます。ただでは起き上がりません。(右はMさんに頂いたグラインダー)
MussetiのROSAという豆をよく見ると、粒がよくない豆が混ざっていました。多分これらはロブスタでしょう。
安くて、汚くて、びびった今回のベトナムのロブスタ、エスプレッソにブレンドすると、美味いです。味に厚みが出ました。いやぁ、イタリア、素晴らしいです。
感動してしまったので、ブログに書いてしまいました。
ちなみに、ロブスタ種はアラビカ種にくらべカフェインの含有率がとても高いので、25~30%のブレンドに抑えておこうと思います。20時を過ぎたらアラビカ種のみでのカプチーノにしています。
いろいろウザい私ですが、楽しいです。