数週間前。どっかで、マシューウォーカーさんという人の睡眠の研究に関する記事を読みました。

睡眠時間は8~9時間がいいとか
睡眠が少ないと、痴呆になるとか、太るとか、鬱になりやすいとか、勉強しても記憶が定着しないとか、いろいろ書いてて、数日間考えてどうしても、どうしても気になったので本を買いました。

どうしても気になったことの一つが、睡眠が少ないと痴呆になるという事。
私がお世話になったミュージシャンの方で、すごく頭がいい人が居ました。彼と親しいベーシストが「○○は寝ないんだよ」と言って、ちょっと心配をしてました。俗にいうショートスリーパーだったのか、センシティブであまり眠らなかったのか、若いころにやっていたであろうかもなドラッグの影響か(あの時代のアメリカのミュージシャンはそういう人多いと思う)、わからないけど、痴呆になったんです。

それとレム睡眠とノンレム睡眠が記憶や感情にどう作用するのかというのがすごく気になったんです。
というのも、感情解放のワークをするときに、クライアントさんには睡眠をしっかりとることをお願いしています。寝倒せと。というのも、オイルで感情が浮かび上がり、その原因を探り、原因が見つかったら「頭では解っているんだけど、頭でわかっているだけで、心がついていかない、解けない」という状態になります。その時に、睡眠をしっかりとることがとてもとても大事なんです。何でかは解りませんでしたが、私の経験上、そう言う事なんですが、なんでか解らなかったんです。でもそうなんですよ。

私の感覚では確実にそうなんだけど、なんでか解ってなかったことが、彼の研究でそれは辻褄が合う事だったんですよ。

あと、ワークでは夢を見たら報告をしてもらいます。原因を探るときに夢が大事なカギになります。だから夢を見ることもとても大事なんです。でも、40歳くらいから、特に50歳を過ぎると、夢をあまり見ないんです。

そうこうして、本を読んでいると、私は睡眠障害があることに気づきました。

もともと、18歳から仕事柄夜行性で、いまだに普通の人な時間に寝起きするのがむつかしいんですが、50歳を過ぎてから睡眠がおかしいと感じ始めました。更年期も関係するそうです。

50歳以降の申し込みを要問合せにしたり、ワークの期間を延ばすことにしたのは、50歳を過ぎると更年期や閉経で睡眠が変わると気づいたから。とにかく、睡眠をうまく使わないと、私の行う感情解放はなかなか進まないんです。

1年ほど前から、スマートウォッチ、というか、スマートバンド(ウォッチより小さい)をつけて睡眠をモニターしています。
この一年半くらい、中途覚醒が多いし、夢も殆ど見ませんでした。睡眠時間は4~6時間になりました。

若いころは、夜働いて明け方帰るシフトの時期も長く、お酒も飲むからしんどいので、よく寝ていた私ですが、よく馬鹿にもされていました。

「昼まで寝てるから(だらしない)」とか。
「まだ寝てるの?」
歌の練習をしてても怠いと寝るんですが、電話が鳴ると「起きてましたよ」という感じで電話に出ていました。
よく寝るのは、だらしないとか、怠け者とか、子供じゃないんだからとか、気合が足りないとか。そんな風に言われるので寝ることに罪悪感がありました、が、結構寝てしまっていました。

あの時代は、リゲインで「24時間働けますか!ジャパニーズビジネスマン!」とか言っていました。私のニューヨークのバイト先はまさにそういう人たちがお客様で、商社の方とか、銀行の方は、まさに、そんな感じ。

で、少ない睡眠で働くこと、働けること、それがいいことだと思い込んでいた時代です。

マシューウォーカーさんの本を読んでいると、睡眠が少ない(足りない)という話では必ずと言っていいくらい「日本」という言葉が出てきます。6時間ちょっとだっけか。

よく寝る。また寝てる。と、ちょっと馬鹿にされてきた私は、がんばって、がんばって、6~7時間ほどの睡眠で暮らせるようになりました。東京でOLをしていたころ(横浜に住んでた)は、11時30分には絶対に布団に入って30分以内に眠り、朝は5時半に起きてシャワーかかってから仕事に行っていました。通勤時間は1時間半くらいだったかな。

睡眠は5時間半から6時間。電車では寝落ちします。で、週末はどちらか一日は寝倒します。そうやってなんとかやれていました。
遊びに行ったり、飲みに行くなんて考えられませんでした。とにかく、残業で帰宅が遅くなっても11時半には布団に入る。絶対に布団に入る。なんでかというと、睡眠が少ないと、同じことでもイライラしたりするんです。私は当時総務だったのですが、社員さんからいろんな依頼を受けます。睡眠が少ないと、同じことでも腹が立つんですよ。それに気づいたので、絶対に11時半には何が何でも布団に入ることにしていました。

別になんでもない、派遣のOLですが、平日は5時間半から6時間しか睡眠がとれないんです。多分、埼玉、千葉、神奈川などから通勤で都内で働いている人はそれが普通なんだと思います。でも、それは人間の体や能力を考えると普通じゃなかったのかもしれません。でも、日本の世の中、社会は、それが普通で当たり前で回っているのだと思います。

で、ふと気になったのが、海外から日本に帰ってくると、電車や街の中で「妙な閉塞感」を感じます。みんな余裕もないし、いっぱいいっぱいというか。もしかしたら、睡眠が少ないという事(それが当たり前だと思い込んでいてそう暮らしている)も関係しているんじゃないかと。あと、日本人は自己肯定感が低いといわれますが、睡眠が少ないのもネガティブに影響しているんじゃないかと。

じゃぁ、8時間しっかり寝て、8時間働いて(プラス1時間休憩)、な暮らしをしようとすると、リモートで通勤なしで働くか、会社のすぐ近くに住むかなのかなと。でも、都心に会社があるとなかなかそう(会社の近くに住む)はいきません。会社の近くに住めるくらいの人は、残業や、時間外での業務もあるんじゃないかと。

日本人でも、女性が特に睡眠が少ないそうです。
今は共働きは当たり前で、育児や家事の負担もまだまだ女性に多いのだと思います。

でね、そうなると、添加物だらけの材料や食べ物を使うことが多くなると思うんです。お惣菜はもちろん、例えばハムやソーセージは特に激しく添加物。めんつゆや味ぽんのようなもの、お出汁、カレールー、ドレッシングなどなど、などなど、グラタンの基とか、パスタソースとかもかも。お菓子もやばい。いちいち、そういうのを作る時間や余裕はかなり厳しくなると思うです。

そうすると、やっぱり、体はもちろんだけど、心にも良くないよなとか。

5~6時間睡眠が当たり前だと思い込んでいたけど、それやばいのかもと。

で、この数週間、8~9時間寝るというのに挑戦しているんですが、なかなか寝れないんです。途中で何度も起きるし、8時間以上寝た日はとてもとても気持ちがいいのですが、その夜に眠れなかったり。でも、8時間眠ると、レム睡眠がしっかりとれていて、夢を見ます。年を取ったら夢を見なくなるのではなく、睡眠が少なくてレム睡眠が足りなかったのかもですね。

家の中の電球も見直して、日が暮れたら白い光の照明はなるべく使わないようにしてみたり、あと、スマホやPCの光が、すごく良くないことを実感しています。かなり悪いんだと思います。更年期もあるかもだけど、スマホの光が睡眠障害をより助長しているのかもと感じ、夜はあまりiPhoneを見ないように努力していますが、うっかり見てしまいます。画面の色を反転してみたりして光の量を減らしたりもしていますが、記事は殆ど反転ができないので、頭痛くなります。部屋の電気を暗くしたので、スマホの光がより刺激があるのかもしれません。

でね、すんごい、問題が、日が暮れたらスマホやPCをほとんど見ないように、と努力してると、やることが無くなるんですよ。
スマホやPCでニュースを見たり調べ物をしたりはもちろん、動画も控えるし、読書をするにも紙媒体はほとんど持ってなく、Kindleはデジタル機器が光を発する。ブルーライトをカットしても、かなり光が出てるから頭痛くなる。光が睡眠障害に影響をするらしいのね(特にブルーライト)。

デジタル機器が使えないと、ほんとに、やることが無くなるんです。昨日の夜は、仕方ないのでマフィンを焼きました。

で、とうとう、Kindleのフロントライト形式の、読書専用の端末を買ってみました。ちなみに、iPhoneやPC、タブレットはバックライトといって、光が自分向きに発せられるみたいです。フロントライトは必要があればライトは向こう向きに文字に光を当ててくれるようです。

これが吉と出るか、無駄となるかはわかりませんがね。
ちなみに、6年くらい前に買ったKidle Fire7の動きが悪くてイライラだったので、11月のセールの時に8HDを買いました。どんどん端末が増えてしまっている我が家です。ちなみに、Fireの利用価値は、Kindleを読み上げしてくれる機能があるのと、安い端末なので、お風呂に入ってアマゾンプライムビデオとか見ています。去年初夏に買ったクロームのタブレットは無駄だったかもとか(汗)

あとは、最近ちょっとさぼってしまったピアノの練習をしようと思います。でもさ、レッスンはタブレットで見るんだよね。これもちょっとやり方を考えようと思っています。あと、だいすきなコーヒーも18時くらいまでしか飲まないように努力しています。

とにかく、どれも、これも、私に向かって光を発してくるのね。便利になったけど、新しいテクノロジーは、使ってみて後からどこにどう影響するのかわかったりする。使い方を考えないといけないなといろいろ取り組んでおります。

長くなりましたm(__)m。目を休めてゆっくりお休みください。