フェイスブックに投稿したものですが、ここにもアップしておきますね。

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今回の渡米目的、それは、実はグレイディ・テイトというジャズドラマーに会う事だったの。
去年の5月にニューヨークに来てニューヨークを去る前日、グレイディに9年ぶり位に会えたの。「今度いつ会えるんだ?」っていうから、「10月に戻ってくる」って約束したの。

「会えた」という言い方なのは、私が音楽から離れてて、彼に会す顔がずっとなかったの。2008年にレナードの事でNYに来た時は大きな手術を控えてて会う事が出来なかった。手術後は以前ほど元気じゃなくて。電話では時々話してたけど、私英語下手だし、女友達じゃないんだから話す事もそれ程ないでしょ。11月にニューヨークに来て、時々電話して。近年は記憶がいい時と、そうではない時があるらしく、「Seina」が解らない時もあるの。だから、意味のない電話を何度もかけて、私の事が解らない時は、「またかけるわね!」って。体調もいいわけじゃないし、ちょっと難しい人でもあるから、会う約束を取り付ける事が難しいの。でも、約束が出来たとしても記憶の良くない時もあるから、約束はしないようにしてたの。

「Seinaだよ」って言っても、「誰?解らない」って言われたら、すごくつらい。だから今年に入ってからは電話してなかったの。昨日は誕生日だったから、お花を届けに行った。家の下から電話して、「誕生日のお花を持ってきたのでドアマンに預けておくね」って言ったら、降りて来てくれた。やっと会えたんだ。近くのバーで一緒に飲んで、一緒にちょっと歌って。ありがとうをいっぱい伝えた。

グレイディが昔私にしてくれた事は、私にとって100万回、ありがとう、って言っても、言い足りない。本当にお世話になった方。私のアイドルであり、ヒーロー。私の心のお父さんみたいな方なの。

お金もそんなに持ってないのに、3か月もニューヨークに。グレイディと会いたいし、ありがとうって、言いたいし、10月に戻ってくるって言ったし。彼がどう思おうが、忘れていようが、私がそうしたかったの。そうしないと一生後悔する、って思った。思うんだよ「地球の裏からでも飛んで」行って、ありがとう、を伝えたい人に出会えた自分の人生は悪くないなとか。それは、2008年のレナードガスキンの時も同じ。英語下手だから、行動するしかないの。その行動も、時間が経って深い所で通じないと、変な子にしか見えない。この前会ってた昔の彼氏は、別れて10年目に「やっと君の事が解ってきたよ」と、友達としてもう20年以上になった。でも、ね、確かに、私は、理解されにくい、かなり独特な子だった。それは日本でも同じだけど、こっちではもっと変だと思う。

来週はレナードの命日。5回忌な。
Minton’sというジャズクラブの予約を入れた。その日は初めてレナードの娘さんと会うの。Minton’sはレナードが1940年代にプレイしていたクラブ。

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今回の渡米は、そういう事が目的だったの。でもね、プロジェクトの事忘れてないよ。その事を目的に、4月にこっちに戻ってきてプロジェクトの準備にここで挑戦したいと思ってる。頻繁に出入国しているから、入国させてもらえるか。。。今、色々案を練ってる。お金も稼がなくちゃね。

何しに、ニューヨークに行ってたの?って、思った人も多いと思うけど、今回の目的は達せたかな。3か月も必要か?って思ったけど、必要だった。去年は家族の事もあったから、ほんと、大変だったよね。

あと2週間。3か月の仕上げと、春からの準備に入ります。
後悔したくないから、老人ホームのプロジェクト、諦めません。

ローズつけて頑張るわよ~。マジ。ローズつけまくる。