ひと月前ごろから、いろんな本を読んでた。

いっぱい読んだ。

そうしたら、苦しくなったの。

何が苦しくしたのかというと、読んでた作家たちは地位名声、お金があって、あと見えない世界を比較的否定している人たちだったの。すごく苦しくなって、江原さんの動画を見たり、本を図書館で借りてきて読んだの。

でね、江原さんの本を読みながら、はっとしたの。

彼が言っているスピリチュアリズムは見えない世界や魂の事を説明してくれてて、ある程度納得も行くし、勉強になる。だけど、彼は自分は正しいし、善きことをしているという感じで、理解できない人、学べない人たちというか、波動が違う人たちというか、そういう人たちをちょっと下に見ているというか、優しく下に見ようとしているというか。

有名になったので色んな嫌な目にもあってきたのだとは思うけど、結局、人間に生まれてきている以上、みんな、それ程変わらないんだろうけど。江原さんも、三輪さんも、ちょっと上からな感じなのよね。

でもこれは、スピリチュアルやってる人たちにはよくある。私の父もそうだったし、スピリチュアルをやってるというか、そういう友達たちもそう言う所があって、私にもないとは言えなくて、そうこうしていると、ほんと、まじで、気持ち悪くなって来た。

それで、この記事を書いたのね。

善いこと、正しいことをしていると思ったら、そこで終わり。

で、この数週間、「シルバーバーチの霊訓」を読んでるの。ここで読めるよ。

イギリスのスピリチュアリズムの研究に大きく貢献している霊で、60年間霊媒を通して言葉を残してるの。江原さんもスピリチュアリズムを英国で学んでるらしく、流れや内容的には似ていると思う。

シルバーバーチは3000年前にネイティブアメリカンとして生きていた霊を霊媒にして、それをまた英国人の霊媒を通して言葉にしてる。

なるほど、って思う事が色々あって。江原さんの教えみたいなのが物足りなくなったら次に学ぶのにいいかもしれない。

「神との対話」「バシャール」等などもいろいろチラッと読んでみたけど、ピンと来なくて、私にはシルバーバーチのいう言葉がすんなり入ってくる。理解できる。今まで、色んなスピリチュアル系の人たちに持った疑問も納得がいくような説明があった。「サイキック」と「スピリチュアル」の違いとか。

全部じゃないけど、結構多くの部分で「納得」がいくの。

とはいえ、サイキックとか、スピリチュアル、そういうのはいろんな考え、教え、層、チャンネルがあるから、何がいいとかは私からは言えない。というのも、おかしなスピリチュアルを経験するのも、ちょっと危ない目に遭ってしまうのも、次元が低いとか言われるものに憑依されるのも、ちょっとどうかと思うものと繋がってチャネリングすることも、経験しないと理解できない事もいっぱいあるんだと思うの。それこそ、経験しないで鵜呑みにすることの方が危ないと思う。

私が、感情解放しかやらないというか、そこにフォーカスしていることも、私には私の考えや経験があってそこに至っている。それこそ、上記に書いた危なそうな経験は何度もしていて、父にも何度もすごく怒られた。というのも、見えない世界は甘く見ちゃいけない部分も多いの。見えないからこそ、どこにアクセスしているとか、見極めにくい。

シルバーバーチの霊訓は、25年くらい前に読んだとは思う。けど、その頃の私には理解が出来なかった。

頭で理解できても、経験が伴わないと、本当には理解が出来ない。

だから、経験するしかないんだとも思う。

だけど、何をどう経験するかも、ひとりひとりの人生のテーマや段階も違うから、自分にとって7割理解出来る事に手を出すのがいいと思うんだ。7割理解できるという事は、3割がまだ理解できない事で、その3割の部分、もしくは1割でもいいと思う、それを学べば経験値と理解度があがる。

例えば、英語の勉強をするときに、7割解らない事をやっていると、チンプンカンプンで進まないけど、7割解っている事だったら、理解しやすいし自分が理解できてない事を把握しやすい。

1段ずつしか階段は上がれない。

この10数年、色んなスピリチュアル系の人たちに出会った。特に最初の5年くらいは、おかしな人たちが多かった。おかしいと言っても、私から見ておかしいのであって、私見。そういう人たちが本当に嫌になって離れたのが、ヤングリヴィングをやめる頃。今は殆どそういう人たち(スピ系)とはお付き合いをしていない。

その人たちは、一段ずつ上るんじゃなくて、エレベーターで上がろうとするの。で、そういうのが、いい商売になってたというか。でも、そういう事に引っかかる人たちの多くは、殆どは、感情の問題を抱えているけど、自分と向き合わない人たちだった。で、そういう人たちが高いお金を払って講習を受け、資格を取り、ヒーラーとかチャネラーとかになって商売を始める。

感情の問題は越えないまま。

だから、おかしなことになる。

そもそも、感情の問題を超えたら、よっぽどの人じゃない限り、ヒーラーとかチャネラーとして商売しようとも思わないと思う。

だから、コンプレックスに付け込んだ商売と言えば、そうなんだとおもう。スピ系の事は。

それでも、そういうとこにいっぱいお金とエネルギーを使って、「おかしい」と思えるところに来ないと、それがオカシイとは自分で納得しない。結局自分と向き合うしかないと覚悟を決めてその作業に取り組むまでに、何百万円も使うのだと思う。人によっては1千万使いましたという人もいる。

そのお金は無駄だったのかというと、無駄じゃないと思う。

経験を買ったのだと思う。

そこまでお金とエネルギーを使わないと、納得できなかったのだと思う。

25年前にはあまり理解できなかったシルバーバーチの霊訓。今、必死になって読んでる。自分が今までしてきた経験と、自分が考え理解している事を照らし合わせながら。

 

みんながみんな、シルバーバーチの霊訓が合うとは思わない。それぞれ、色んな段階やタイプもあると思う。

私は、たぶんね、ネイティブアメリカンとの縁があるんだとは思う。だからなのか、なんなのか、シルバーバーチの言葉はすんなり入ってくる。それと、今、こうやって自然の循環を感じながら暮らしていることで、気付いた色んなことがシルバーバーチのの言葉に繋がることが多い。

昔、アメリカの砂漠に行きたくてしょうがなかった。

2010年に、ヤングリヴィングのコンベンションに行くついでに、ひとりでレンタカーをして、ユタ州のソルトレイクシティからアリゾナのモニュメントバレーまで行った。あの旅は素晴らしかった。大地に震えたし、空が広かった。カーナビが動かなくなって、6月なのにあり得ないストームが来た。何も予定通りにはいかず、目の前に起きた事に対処していくしかないと学んだ。ビジョンクエストの様な旅だった。

今日、久しぶりにその時の写真を見てみた。

やっぱり震える。

行ってよかった。

アメリカと日本の物価の差は開き、円も安くなり、私の体力も落ちてくるし、もうあんな旅は出来ないのかもと思う。

アメリカの砂漠で、アメリカンスピリット(私が吸っていたタバコ)を吸う。

そしたら、何かを感じるのかな・・・とか。そんなバカげたことを考えて、砂漠に行った。

14年経って思うのは、そんなバカげたことを真剣にやってた私。アメリカの大地と、砂漠に感動し、震えた私。旅の答えはいつも、何年も経ってから解るような気がする。

今週私は55歳になる。

自分が何をしたいのか。今、真摯に向き合ってる。

誕生日はそんな事を考える節目。

私は、数字を覚えるのが苦手なので、友達の誕生日を覚えられない。だから、私の誕生日を人に言わない。だって、「おめでとう」って言われたら、その人の誕生日に「おめでとう」って言いたいけど、覚えられないんだ。それがへんなぷれっしゃーだから、「おめでとう」は言わないでね。

2010年のモニュメントバレーへの旅の頃のブログ

写真はここで見れるよ。

2010年夏 ソルトレイク⇔モニュメントバレー ①

2010年夏 ソルトレイク⇔モニュメントバレー ②